ご存知のように雨でございました。それも昨夜から続く長雨に結構な量でございます。
県内各地でが本日開催されたU-12全日本少年の1次ラウンド。
これだけ降ってるんですから、どこもかしこもグランド状況に悩まされたことと思います。
私も朝の時点で人工芝が「湖面に浮かぶ水草」になってる情景を覚悟したほどでございます。
さて、そんなBチームの会場でございますが、到着しますと有難いことに水溜りもなく、選手たちも「意外とボールが動く!」と楽しそうにウォーミングアップ。
やっぱりここを引き当てて良かったわと「初めて自分を褒めてやりたいと思います」の有森裕子張りに一人でウンウンと頷いておりました。
さぁ条件は整った。
あとは主役の君たちが思い切ってサッカーしようぜ!そう伝えてピッチに送り出しました。
1試合目。
幸先よく先制。試合の入り方、表現の意欲、集中力と活動量ともに素晴らしく、まさにチーム全体でサッカーをしておりました。
3-0の勝利は、小さな小さな差をチーム全体でピッチ上のあちらこちらで生み出せたからでしょう。
1次ラウンド突破のかかる2試合目。
「心揺さぶられる」とは、まさにこうした戦いなのでしょう。それくらい素晴らしい立ち振る舞いでした。
相手の大柄な選手にうちの選手が前から横から後ろからと3人くらいで襲い掛かるんですね。
もうねチーターよ、跳ね飛ばされようが蹴散らされようが、それでも執拗に喰い付いていくのよ。
あれね、ディスカバリーチャンネルで見るようなやつね。
それでも相手チームはとても強かった。幾度も突破してくるし、こちらの攻撃もしっかりと跳ね返してくる。
一進一退、子供の集中力って本当に凄いんだわ。
40分間一瞬たりとも途切れなかったし、どちらかが最後の薄い壁を打ち破るかの緊張感溢れる戦い。
こんなこと出来ちゃうんだから、やっぱり真剣勝負のスポーツって子供にとって良い機会なんだわ。
0-0でPK戦にもつれ込んだのは、正しい戦いの結果だったかな。
PKの練習は、先日の金曜日に1回だけやったんだけど、それが結果を分けた訳じゃなかったと思う。
だって、ボールを持ってPKスポットに立った彼らの雰囲気そのものが凛々しんだもの。
今まで幾度の失敗を重ねてきながらも、それを克服していく努力を彼らはしてきたわけじゃない。
だから今自信を持ってあそこに立てるんだわね。
自信を持てる根拠が知らずのうちにあるんだもん。
順番のまわった5人が全員決めての勝利。喜び抱き合うみんな。
数多くの敗者も経験してきた彼ら、あと一歩のところで敗者に転じてきた彼ら。
こうした経験をちゃんと振り返りながらも、また前を向き直して進んでいった彼ら。
何かを残しながら進んできたから、人には見えない小さな小さな成長がちゃんと積み上がってる。
ここまで出来たか!とそのプレーぶりに驚きはしなかったけど、彼らの立派な立ち振る舞いには本当に心揺さぶられた。
おめでとう。支えてくれている保護者の皆様にも、おめでとう!です。
県大会となる2次ラウンド。夢への続きがあるって最高。
また一緒に掴みに行こう。
それはそうと、6年生の保護者って温かいわね。
子供への介入もちょっと多いけど、それはそれで何か面白いんだわ。
サッカーを子どもと指導者だけで楽しむだけでは勿体ないし、一緒に楽しめればそれはそれで最高。
雨に濡れながらも応援に子どものケアを含めたサポート、大変感謝しております。
もう少し、こうした時間が続けられるよう一緒に頑張っていきましょう。
選手も含め、素晴らしい1日をありがとうございました!
とりあえず、祝勝会を早々に・・・。
by paris