FCT杯の健闘により、U-12Bチームは7月23日から24日まで復興祈念大会へ参加。

それにしても、山々に守られた会津の空は暑かった。

試合の合間に遊び回る子供たちを集め、熱中症の怖さを説き、そして私は無防備な姿で審判。

手に届きそうな太陽と、ジリジリと焼け焦げる頭皮の音と痛みに耐えながら、

異変がないかと笛を片手に子どもたちの様子をチラチラと横目で確認。

椅子に座りながら日傘を差し観戦する保護者の眺め、その後の“暖かな”対応を心待ちにしながら、

涼を感じさせない乾いた川の砂利たちだけに迎え入れられるのです。

家に帰ったら、御新香とビールを自分にあげよう…。

そう思いながら過ごした2日間でございます。


さて、大会の様子でございますが、写真にもありますように敢闘賞でございます。

楯には「優勝」と刻印されておりますが、チャレンジトーナメント優勝ということでしょう。

とは言え、子どもたちにとっても非常に大きな敢闘賞でございました。

初日の1回戦。

いきなり自殺点からスタート。

頑張りが空回りしてしまう典型的な例でございました。

そして、ゴール前フリーキックから失点。

ファールを立て続けに与えた罰でございます。これまた空回り。

そんなことで、後に今大会優勝となったチームに0-3の敗戦でございました。

久しぶりの大会トーナメントですし、気負いなんかもあって空回りしたんでしょう。

でもね、空回りだけじゃないんだな…。

ということで、「あなた方に足りなかったのは何か?」を伝え実践してきた2日目になりました。

それ以降、子どもたちも一生懸命実践してくれていましたし、

最後の敢闘賞をかけた決勝戦では、見ているこちらもシビレるくらい素晴らしい戦いになっていました。

いい緊張感の中でプレーすると気持ちが良いもんですね。

選手たちの表情が何より物語っていますから。

自信にもなっただろうし、とにかく、おめでとう。


それにしても、ですが。

ジュニアってどこにいってもベンチにいる指導者がうるさいね。

一緒に戦ってても不快なだけなんだけど、ひとつだけ面白い指示があったので。

ある自チームの子どもがキックミスしたんですね。

そしたら、「なにミスキックしてんだー!普通に蹴りゃいいんだよ!」ってベンチから即反応。

(普通に蹴ろうとしてミスしたんでしょ)

その後に、また自チームがキックミスしたの。

シュートを打とうとしたら、ちゃんと当たんなくてポワーンってなって。

そしたら、それがGKの頭上を越えるか越えないくらいの絶妙なボールになったのね。

そしたら、「おお!ナイスシュート!惜しい!」だって。

(いやいや、キックミスだから、さっきみたいに怒って言わないの?)

結局は、結果でしか子どもを評価できないんだわ。

子どもも何が良くて何が悪いのか分かんなくなっちゃうよね。

私、審判やりながら、思わず笑っちゃった。

ストレス抱えながら指導者やるくらいだったらやんなきゃいいのに。

日々のストレスを子どものサッカーで発散しているようで恐ろしいわ。


とりあえず、私のストレスは、初日の開会式ドタバタ流血事件だけでございました。

時と場所、場合を考えられないお子ちゃまがまだ混ざっておるんでございます。

自分で自分の首を絞めなさんな。チームでサッカーやりに来てるのにね。

一生懸命頑張っているのに試合に出れない。

そんな時は大抵こんな時でございます。

保護者の方もよくご覧あれ。