U-12の公式戦がようやく先週の日曜日からスタートとなりました。

これから1年かけてどのような成長を遂げていくのか楽しみですね。

ということで、そのスタートとなる彼らの姿をこれでもかと言うくらい目に焼き付けてきました。

まずは、この日お披露目となった新ユニフォーム。

まぁカッコいい! どこにいってもカッコ良さだけは1番なんだろうなぁ。

彼らがこのユニフォームの新しい歴史を作っていってくれると思うとワクワクするわね。

とにかく、みんな似合ってますわ。


さて試合の方は、印象として「伸びしろばかりじゃん!」ってな感じ。

全てはこれからこれから。

それでも新たな試みや新戦力も生まれてきましたし、なかなか良いスタートです。

その中でも私が特に興味深かったのは、2試合目。

相手も強くて、拮抗してた試合だったんですよね。

注意すべき選手が3人くらいいたのかな。力のある選手だったね。

だからかな、監督もちょっとナーバスになってたし、選手たちも同様にナーバスになってんの。

ワンプレーワンプレーの重みが強くなり過ぎちゃったりなんかしてね。

あるプレーでミスというかピンチになりそうなことが起きたんですよ。

そしたら、周りの選手がそのプレーに物凄く反応するの。

注意を促したり、プレーの改善を提案したり、声を掛けをね。

開始1分くらいで、事故みたいな失点したから余計にナーバスになっていたんだね。

この辺が、まだまだ経験不足の若いチーム。

私なんか、そんな反応が面白くて面白くて。こいつ等可愛いなって。

だから、前半終えて帰ってきた彼らに、こんなことを伝えたんです。


「1試合通して、全てのプレーを成功させる完璧な選手なんて一人もいないよ」


押し込まれるときもあるし、ミスからピンチになることだってあるし、

相手のプレッシャーに驚いて、後ろ向きになるときもある。

試合開始直後の事故みたいな失点だってあるんだし。

何回もあるんだわ、1試合の中で。

だから、いちいちそんなことに心を引っ張られない。

気にし過ぎない。

一番よくないのは、それに対して神経質になっちゃうこと。


「だって、そんなことのためにプレーしてるわけじゃないんだもん」


気付いてごらん。

ミスから生まれたピンチ。あれどうなった?

そう、どうにか身体張って防いだじゃない。どうにかピンチを逃れたじゃない。

そんな場面山ほどあったよね。失点の場面は事故。あれは仕方ない。

ほら、どうにかなってるじゃん。

どうにか出来るんだから、


「出来ることを広げようとするプレーをトライしていこうね」


そんな風に送り出して後半を見守っていましたが、さすがやジュニアの少年たち。

恐れずにプレーを表現するようになって、心も体もプレーも相手を圧倒。

最後のシュートが入らなかったのを除けば、良くやったというもんです。

あれが入ってれば、スッキリ良い表情で帰ってきたのでしょうが、それも紙一重。

紙一重なんだから、彼らは伸びしろばっかりです。


試合を終えた彼らを前に伝えたことがあります。

今日出場した君たちも良かった。

でも、出場できずにいた選手たちも同じように素晴らしかった。

メンバー入りできずに悔しい想いでいたのにもかかわらず、

コートの横から大声を出しながら、仲間のためにチームのために応援してくれていたじゃない。

改めてコーチはこう思うよ。


「やっぱり、そんな君たちを試合に出してあげたい。チャンスを作ってあげたい」


だから、そんな機会が回ってきたら、自信をもって自分のプレーを思い切って出して欲しい。

少しでも活躍して欲しい。

そんなプレーが出せるように、また一緒に練習頑張っていこう。


U-12スタート。

これから1年かけて、選手保護者も一緒にがんばっていきましょーう!


by paris