3日間でトータル…58でございます。
何の数字かって?ええ、失点数でございます。
一試合平均、7~8の計算になるんでしょうか。競技を野球と勘違いしてしまいそうです。
もうひとつのトータルはというと…5。得点ですね。
1~2年生を引き連れて行ってきたU-14遠征でしたが、まぁ前途多難でしょう。
この3日間の遠征、あるテーマを掲げていました。
このような結果になるだろうとは、はじめから予想していましたし、
彼らにも気にすることなく、チームが掲げたテーマに注力して欲しいと話しておりました。
なので、先に挙げた数字などは、さして気にしておりませんが、重要なのはそこからです。
難しくなった状況の時や、苦しくなった状況の時に、
チームがどういったリアクションを取れるかを大事にして欲しいと。
事実、これからもこうなることが多いでしょう。
だからこそ、そのための準備です。
ですから、私は彼らに「前向き」というテーマを与えました。
私はこのU-14チームで唯一懸念していることがあります。
それは、チームとしての繋がり。チームワークとでも言うのでしょうか。
どちらかと言うと、付いて行くタイプが多いので、引っ張る人間がいないのです。
本来ならば、2年生が主体となって仲間を助けたり、鼓舞したりしながら、
リーダーシップを発揮して欲しいところですが、残念ながらまだそのような姿が見られません。
自分のことで精一杯というところなのかもしれませんが、
今のところ見つめる先が自分でしかないんですね。
ですから、問題の認識は常に自分自身。
チームメイトに起きる問題は、ほとんど反応なし。
と言うより、今の状況だと感じないんですね。自分がどうかだけ。厳しい言い方ですが。
2年生が入ったチームと、1年生だけのチームと比べると、本当に違いが見られます。
プレーの失敗や失点したその後なんて、ガラガラと音を立てて崩れていくのが2年生。
1年生はと言うと、やり返すぜ!ってポツポツと火が付いて、そのうち全体に波及していく。
この3日間、2年生の彼らもこのことに問題意識を持って真剣に取り組んでくれました。
試合の度に、再認識しながら「もっとやらなくちゃ!」ってね。
頑張ってましたよ。仲間を助けなきゃって思いながら必死にプレーしようとしてました。
ここで仲間を助けなきゃ!ここでチームのために声を掛けてあげなきゃ!
1年生を2年生が助けてあげなくちゃ!自分が苦しんで終わっちゃいけないっ!て。
そう思いながらピッチに立ってやろうとしていました。特に3日目なんかね。
でも、最終的に行き着いたのは、最後にやっぱり助けられなかった自分。
分かっているのに、身体が反応しなかった自分。一番必要な時に何もしなかった自分。
最終日の最後の試合、前半から勢い良く2点を先制し、喜びの輪を作りながら試合は進んでいきました。
対する相手は、そこから崩れることなく粘り強く対応しながら、逆にギアを上げていきました。
徐々に相手ペースになっていき、1点、同点、そして逆転。
もうそのころにはいつもと変わらぬガラガラと崩れていく心の音が聞こえていました。
そして、ダメ押しに追加点。
ハーフタイムのベンチに座る2年生の中で、唯一後半に出ることを意思表示したのは1名。
分かっているのに動かない自分の心と身体、それだけに余計に彼らも辛いんだろう。
そうした葛藤も手に取るように伝わってきます。
それだけに、今の現状が悲しいね。
どんどん躍動する後半の1年生メンバー。点を取られても苦しくても力を合わせてた。
そして、何度目かのチャンスで待望の得点。
ベンチではそんな彼らの姿を呆然と見つめる2年生。
あなたじゃなく、
君たちはどうしたい?
君たちはどうしていきたい?
心は叩かなきゃ動かない。
叩くから響くし、強くなっていく。
一人じゃ叩けない時もある。
苦しい時や辛い時、分かっていても自分じゃ叩けない時もある。
そんな時、自分を叩いてくれるのが仲間。
結束があるから、仲間が自分を救ってくれる。
結束があるから、仲間を助けずにはいられなくなる。
苦しむためにサッカーをやってるわけじゃないけど、
きっと彼らも乗り越えられると思うんだよね。
サッカーって面白いんだよ。すげー嬉しい瞬間が作れたりするんだよ。
誰かに付いていくだけだと、ほんの少しのサッカーでしか味わえないんだよね。
だから、結束しちゃえばいい。
俺たちはこうしたいって。
それで結束しちゃえばいい。
そして、お互い深く付き合え。
by paris
何の数字かって?ええ、失点数でございます。
一試合平均、7~8の計算になるんでしょうか。競技を野球と勘違いしてしまいそうです。
もうひとつのトータルはというと…5。得点ですね。
1~2年生を引き連れて行ってきたU-14遠征でしたが、まぁ前途多難でしょう。
この3日間の遠征、あるテーマを掲げていました。
このような結果になるだろうとは、はじめから予想していましたし、
彼らにも気にすることなく、チームが掲げたテーマに注力して欲しいと話しておりました。
なので、先に挙げた数字などは、さして気にしておりませんが、重要なのはそこからです。
難しくなった状況の時や、苦しくなった状況の時に、
チームがどういったリアクションを取れるかを大事にして欲しいと。
事実、これからもこうなることが多いでしょう。
だからこそ、そのための準備です。
ですから、私は彼らに「前向き」というテーマを与えました。
私はこのU-14チームで唯一懸念していることがあります。
それは、チームとしての繋がり。チームワークとでも言うのでしょうか。
どちらかと言うと、付いて行くタイプが多いので、引っ張る人間がいないのです。
本来ならば、2年生が主体となって仲間を助けたり、鼓舞したりしながら、
リーダーシップを発揮して欲しいところですが、残念ながらまだそのような姿が見られません。
自分のことで精一杯というところなのかもしれませんが、
今のところ見つめる先が自分でしかないんですね。
ですから、問題の認識は常に自分自身。
チームメイトに起きる問題は、ほとんど反応なし。
と言うより、今の状況だと感じないんですね。自分がどうかだけ。厳しい言い方ですが。
2年生が入ったチームと、1年生だけのチームと比べると、本当に違いが見られます。
プレーの失敗や失点したその後なんて、ガラガラと音を立てて崩れていくのが2年生。
1年生はと言うと、やり返すぜ!ってポツポツと火が付いて、そのうち全体に波及していく。
この3日間、2年生の彼らもこのことに問題意識を持って真剣に取り組んでくれました。
試合の度に、再認識しながら「もっとやらなくちゃ!」ってね。
頑張ってましたよ。仲間を助けなきゃって思いながら必死にプレーしようとしてました。
ここで仲間を助けなきゃ!ここでチームのために声を掛けてあげなきゃ!
1年生を2年生が助けてあげなくちゃ!自分が苦しんで終わっちゃいけないっ!て。
そう思いながらピッチに立ってやろうとしていました。特に3日目なんかね。
でも、最終的に行き着いたのは、最後にやっぱり助けられなかった自分。
分かっているのに、身体が反応しなかった自分。一番必要な時に何もしなかった自分。
最終日の最後の試合、前半から勢い良く2点を先制し、喜びの輪を作りながら試合は進んでいきました。
対する相手は、そこから崩れることなく粘り強く対応しながら、逆にギアを上げていきました。
徐々に相手ペースになっていき、1点、同点、そして逆転。
もうそのころにはいつもと変わらぬガラガラと崩れていく心の音が聞こえていました。
そして、ダメ押しに追加点。
ハーフタイムのベンチに座る2年生の中で、唯一後半に出ることを意思表示したのは1名。
分かっているのに動かない自分の心と身体、それだけに余計に彼らも辛いんだろう。
そうした葛藤も手に取るように伝わってきます。
それだけに、今の現状が悲しいね。
どんどん躍動する後半の1年生メンバー。点を取られても苦しくても力を合わせてた。
そして、何度目かのチャンスで待望の得点。
ベンチではそんな彼らの姿を呆然と見つめる2年生。
あなたじゃなく、
君たちはどうしたい?
君たちはどうしていきたい?
心は叩かなきゃ動かない。
叩くから響くし、強くなっていく。
一人じゃ叩けない時もある。
苦しい時や辛い時、分かっていても自分じゃ叩けない時もある。
そんな時、自分を叩いてくれるのが仲間。
結束があるから、仲間が自分を救ってくれる。
結束があるから、仲間を助けずにはいられなくなる。
苦しむためにサッカーをやってるわけじゃないけど、
きっと彼らも乗り越えられると思うんだよね。
サッカーって面白いんだよ。すげー嬉しい瞬間が作れたりするんだよ。
誰かに付いていくだけだと、ほんの少しのサッカーでしか味わえないんだよね。
だから、結束しちゃえばいい。
俺たちはこうしたいって。
それで結束しちゃえばいい。
そして、お互い深く付き合え。
by paris