3月15日(日)に行われた「3年生を送る会」。

会場は彼らを現わしたような“トロピカル”ハワイアンレストラン、しかも貸切!。

選手保護者交えた50名以上が、そんなロコモコ気分な3年生をお祝致しました。


あらためて…3年生諸君、卒業ならびに卒団おめでとう!

君たちがいたから今のU-15があります。そして、とても思い出深い3年間でした。

少ない人数ながらも、こうして強い絆と誇りをチームにもたらしてくれました。

指導者として、君たちをとても誇りに思ってます。ありがとう。

いつかまた一緒にサッカーをしよう。


今日は、そんな3年生を送る会の様子をお伝えようとします。


例年、最終的には涙ありの号泣感動イベントですが、

今回も堪えられずに涙を流しました。私だけじゃないですよ、3年生を含めたみんな全員。

だって、笑わずにはいられない、笑い転げの3時間ですもの。

1~2年生がそれぞれのグループで、お祝の宴を披露してくれたんですが、

まぁ~これのクオリティーが高いのなんの(ある意味ですよ)。

ここに動画がないのが残念なんですが、サッカー以上に熱がありました。

3年生のために思いの丈を込めたのでしょう。

ある選手は、声を出しました。そして臆せずセンターに立っていました。

ピッチになると、隠れることの習得をこれでもかってくらい捧げてきた彼が、

「ラッスン・ラッスン」と呪文のように永遠と唱え、奇妙な手と足の動きで我々をかく乱。

みんなが思った“それをサッカーに生かせや!”。

それでも終わりの見えないその舞は、いつしか我々の心の奥深くに何か重たいものを残していきました。

3年生にはきっと、希望の光が見えたはずです。


ある選手は恋愛のもつれを表現してくれました。

ピッチではふてくされた態度をよく見せる彼ですが、

小柄なベリーショートの彼女を、男らしく強く抱き寄せるその姿。

みんなが思った“そこはふてくされずOKなの!?”。

アンコールに応え、3度も交わした2人のそれに、いつしか我々の心の奥深くに何か重たいものを残していきました。

3年生にはきっと、最終的には男でも構造は同じと伝わったはず。


ある選手は、お気に入りの部屋着を披露してくれました。

ピッチでは、強靭な相手FWをバチバチと潰しに行く彼ですが、

奥に潜む内面を映し出すようなヒラヒラの洋服と、そして柔らかで赤く染まった表情。

みんなが思った“そっちの方が良いんじゃない!”。

写真を向けると、隣に立つもう一人の相棒と手でハートの形のポーズ。

違和感なく自然とそうする姿に、いつしか我々の心の奥深くに何か重たいものを残していきました。

3年生にはきっと、自分も勇気を出せばいいだけかと伝わったはず。


そんな笑い転げた宴で3年生を送りだした訳ですが、

そこにいた子供たちは、どんな時も一緒に乗り越えてきた本当の仲間であり友です。

一生の絆で結ばれることでしょう。

良い会でした。


さて来年の送る会は、相当ハードルが上がりましたね。

どうなるんでしょうか。




by paris