県リーグが開幕するであろう3月上旬には、パフォーマンスピークを迎えたいので、

「12月末に疲労のピークをもっていきます!」

そうU-15選手たちへトレーニング計画を宣言しました。

ということで、先週あたりから運動強度をかなり高めにして行っております。

選手たちも協力をしてくれているようで、TRの合間にも緊張感を保ってくれています。

これはありがたいね。

今日も息を上げながらもスムーズにTRを進行していきました。

ところがです。

TR内容の説明をしている中、選手たちから「エッ!?」「違くねぇ!?」との声。

私の勘違いで人数設定を間違えていたんですね。「それ5vs5でしょ!」って。

4人のグルーピングを既に終えていましたから、

ここで再度組み直すなんてしていたら完全にTRの流れをぶった切ります。

TRはテンポが大事と言っている私のくせに。

せっかく協力してくれている選手たちに申し訳ない…。

そこで、そのTR自体は変えず4人で行える発展型の進め方を説明をしました。

「これはちょっと難しいけどね」と言いながら。

ということで、流れを断ち切らずやらせてみましたよ。

どうだったかと言いますとね、そりゃグダグダ…。

その逆、対応しましたね。良く出来るなぁって感心。

4セットくらいやりましたが、ある選手が仲間とこんな会話をしていたんですね。

「最後の方は正直ちゃんと立てなかったよ」「俺もそう!」って。

運動強度も自ら高めて取り組んでくれたようで、最高の攻防TRでした。

最後の締めは、トレーナーと相談して今週から取り入れた「間欠的トレーニング」。

これこそ、自分の限界に挑戦するココロが備わっているかどうかがカギ。

専門的に言うと最大酸素摂取量というやつ。

ココロを緩めたりなんかしたら全く意味のない時間になりますからね。

鼓舞することはできても、本人のモチベーションによるところが大きい。

僅か4分間しかやりませんが、終わった瞬間にみんな倒れました。

「正直ここから12月末までキツイぞ」と脅しに近いこと言ってますから、

お客さん気分が抜けない一部の6年生なんか、溜息ついてんじゃないかな。

TRが終わった後に6年生の数人が私の所に来て、

「先日の練習試合の時にグランド脇で遊んでてすみませんでした」って詫びに来たんですよ。

私、目が点になりました。なんで俺に謝んの?って。

わたしはサッカーをしに来る子を教える。それだけです。

サッカーをするかどうかはあなたの問題。私はあなたにサッカーを強制しません。

そう言い返されて背中丸めて帰って行きました。

ココロが“ふわふわ”してると良いことないね。

自分でココロを“キュッ”って出来る人間に育ってもらいたいものだ。


by paris