本日は久しぶりに高校生となった教え子の試合を見に行ってきました。

新人戦の地区予選でしたが、熱い試合の中に彼らもちゃんと立ってましたね。

1年生ながら主力でプレーしているんだから大したもん。

みんなチームの中心になってたし、二回りくらい成長したかな。

正直、元気にサッカーやってる姿を見れるだけでも相当嬉しい。

ドラマチックと言うか、あの頃があって今があるみたいな。

何気ないプレーの一つでさえ、逞しさや幼さも感じるし、それが微笑ましくなるというか。

私には知らない時間が彼らの今を作り上げてるわけで。

努力だったり、チーム内での先輩・監督の関係だったり、そんなことがちゃんと表れてるしね。

とにかく、教え子のサッカーしている姿をまた見れるというのは何事にも変え難いね。

試合の後に彼らと話をしてきましたが、その瞬間にあの頃の付き合いに変わるところも最高。

私を転がすところも、素直なところも、ほんと愛くるしくて可愛い奴らです。

指導者って、多くの子どもの成長を見届けられるところが本当に得だよね。

色んな成長や進み方の違いはあるけど、いつも気になるし、その変わりゆく姿がまた楽しみ。

見違えるほどの自信に満ち溢れた姿だったり、自分でも気付かないくらい先輩に遠慮してたり。

ある選手なんてシュート打たずにパスばかり選択してるから、

お前なって呼びとめて、あの頃よく伝えてた「大きく外すも、ちょっと外すも…」

って伝えようとしたら「どっちも一緒!」って思い出したようにシンクロしてきた。

きっと県大会ではガンガン打ってくれるんだろうね。もちろんゴールの外へ。

それから、今日決勝で出場してた選手なんて、つい最近泣きべそかいてたんだからね。

久しぶりに顔見せたかと思ったら、現状の苦しさが心の奥にあったんだろうね、

多くは語らなかったけど、目に涙浮かべて悔しいって。

それが、今日は彼らしい実直なまでの献身的なプレーでチームの勝利に貢献してたからね。

試合中に何度も先輩からも「○○ナイスプレー!」って。みんなが認めてる。

逞しいよ。強くなったよ。

これが全部彼らが作り上げた正真正銘の今。

ほんと素晴らしいもの見せてくれるよね。


だからだけど、いま教えてるU-15の選手たちにも、全身全霊で力を注がなくちゃ。

少しでも手を抜いた自分がいたら、ここを旅立っていく彼らを直視できなくなっちゃう。

自信を持って送り出すことが私たちの使命。

新しい自分を作り出していく彼らの未来、それをちゃんと見つめられるように。


by paris