残念・・・この一言に尽きる。

楽しみが一瞬にして奪われるこの悲しさ。

失意と脱力感の方が大きい。

終わりが来ることを分かっていながら、それでもどっぷりとハマってしまう。

前回も同じだった。

それでも、新たなスタートに気持ちを切り替え、そして乗り越えた。

週末ならある程度、覚悟はできる。

でも今回は、週の始まりを歩きだした火曜日。

帳尻合わせ間の否めない急ぎの展開に驚き、

そして突然に知らされる終わり。

そりゃないよ。こっちの準備は一切できてない。

せめて、金曜日にして欲しかった。

せめて、もう少し堪能させて欲しかった。

その名をU-15お母さん連中に「らしいわね」とバカにされ失笑されようが、

私が愛してやまなかった“コーヒープリンス”。

えぇ、どっぷりハマってる韓流ドラマでございます。

今や、疲れた心と身体を自宅で癒してくれる唯一の精神安定剤でございます。

オジャッキョに続き、今回もどれほど癒されたことか。

その後に続けて観るサッカーの試合は、常にストロングポイントの分析に偏りました。

そんなコーヒーちゃんが終わってしまうなんて。

次回からは○○をお送りいたしますなんて流れていましたが、

茫然唖然とする私には、レコーダーの文字がOFFに切り替わるまで何の記憶もございません。

出会いあり別れあり、こうして悲しみと喜びと発見を繰り返すのでしょう。

こんな私にもまた出会いが来ることを願わずに入れません。

たかがこんなことでと思うかもしれませんが、

人生、プラスとマイナスを上手いこと味あわせてくれるものです。

それこそ、自分に必要なものが粋な計らいの下やっては去っていくのでしょう。

思えば新聞の配達をしていた頃、踏切で停車する私の横に立っていたのは、中山美穂さんでした。

上がり切った踏切を意に返さず見惚れる私に、後ろから執拗なクラクションがありました。

さながら映画のワンシーンでしょうか。

そして彼女と私は引き裂かれました。

小田急線で出会ったあの彼女もそうでした。

向かいに座る彼女に目を奪われ、自分の降りる駅を10数駅も乗り過ごしました。

下車する彼女をホームで呼び止め名刺を渡し、改札を出たら捨てて下さいと告げました。

そして彼女はニコッと笑いながら薬指を見せ、去っていきました。

アウディーのディラー受付の子もそうだった。

これは失礼ながら割愛。

もしかすると私はこうした経験の中で、韓流ドラマに魅せられる基礎が作り上げられたのかもしれません。

とにかく、人生は上手いこと出来てる。

だって、今楽しく生きてるからね。

プラスのお釣りに期待するなんていらないさ。

マイナスでさえ、プラスで覆えばいいんだから。

さてコーヒーでも淹れて、回想するとでもしましょうか。



by paris