本日あったU-15リーグは、またしても引き分け。

開始直後でしたね、簡単に失点しました。

ここ数試合、そんな立ち上がりが多く見られるんですが、まぁ不安定極まりないですな。

終始そんなペースで試合は終了しちゃいました。

ハッキリ言っちゃいますが、要は、まとまりがないんですね。今のこのチーム。

だから、ちょっとしたことで動揺するし、そこから持ち直すことも出来ない。

試合中の声を聞いてると分かりますよ。

「なんで、そうなの!」「なんで!」「なんで!」

こんな言葉ばかり聞こえてきますから。

ある人はこうしたい。でもある人はこうしたい。

意思の疎通があればいいんですが、味方が何するかその時まで分からないんですね。

以前、歯車の話をしましたが、今の彼らは自分だけ回ることに一生懸命。

自分の回転スピードしか目を向けられていないんですよ。

だから噛み合わないんですね。

出てくるのは、なんで俺は一生懸命回ってるのに!面白くねぇ!という不平不満だけ。

そして、最終的には誰かのせいにするんです。

クラブユースの結果を受けて、自分だけではなく全体を見つめながら進んでくれるかと

期待しておりましたが、残念ながら気付かずに今日を迎えてしまいました。

勝ってる時は簡単なんですよ。みんな苦労せずとも同じ方向向けますから。

でも難しくなってきたり、もう一回り二回り大きくなろうとする時は、

上辺だけではなく、ちゃんと本質を見つめることが出来ないと上手くはいきません。


力の注ぎ方が良くても、それをどの方向に向けるかで大きく変わるんです。

時には自分の出したいスピードを抑えなくてはならないこともあるでしょう。

時には自分の行きたい方向を修正しなくてはならないこともあるでしょう。

でもそのことで全体がスムーズに加速して回っていくかもしれません。

だから紙一重なんです。

その紙一重は、選手たち自身で作りだして欲しいと願っています。

自分のチームを作り上げるとはそういうことでしょう。

本当の強さを手に入れるとはそういうことでしょう。


なぜか今日も負けませんでした。

1-2にならなかったのには、やはり意味があるような気がします。


by paris