U-10リーグも始まって、より実戦モードになってきた3~4年生。

昨日の戦いぶりを聞いてみましたが、なんだか余り納得していないよう。

聞いてみると苦戦した試合もあったようなので、そこが悔しいんでしょうな。

ライバルが出現してきたということは良いことです。

さて、今日のTRは「観る」ということをテーマに行っていきました。

ボールを貰う時にどんなことを頑張るの?

(頑張ると表現した方がこの年代には理解し易いんですね)

これとこれとこれ。

シンプルな3つの約束事を作ってあげて、これを繰り返し聞いていきます。

勿論やりながらです。

それが言えれば、はい!じゃあもう一度やってみて!と再トライさせます。

そして、ほんの少し状況を変えて同じTRをやらせます。

そうすると、途端に出来なくなることが多く見られます。

それは、その前のTRと一緒の動きをするからなんですね。

その動きだと上手くいかないように変えられた設定なんです。

子供は理解というよりも、やり方で覚えることから始まりますから、そこでつまずくんです。

ただ「その方が良いかな?」と何度か投げかけてると、途中で誰かが気付きます。

ようやく良いプレーになったねと全体に気付かせながら、ここでもう一度頑張ることを確認させます。

そして、この頑張りがあったからだねと褒めてあげます。

そしてまたちょっと設定を変えます。その繰り返し。

そんなTRを長々と行いましたが、以前と比べて格段に集中力とその持続性が上がっていました。

選手間の差が生まれてきているというのも、そうした結果でしょう。

伸びる時期や伸びる幅は一人ひとり違っていますから、差が生まれること自体に何の問題もなし。

逆にコイツには負けないぜ!くらいのものを持って欲しいと思います。

「コーチ!今日は俺をAで使ってよ!」

「コーチ!新幹線は嫌いでも、ジェット機なら好きでしょ!そんな私いかかですか?」

そう言ってくるような子が出て来ないかなぁ。

次回のTRでは、あれを試してみましょう。

楽しみです。


by paris