中1のプレーぶりをじっくりとU-13リーグで観察してきました。

一言で表すと、「プレーに怖さがない」です。

個人戦術の部分で不足している部分があるからそうなってしまうんですが、ある意味弱虫君かな。

リスクに対して突き破ろうとする勇気とそのアイデアが不足しているように見えました。

1試合目の終了間際に同点となる得点をしたシーンがありましたが、

子供たちにこの得点が生まれた要因は何だったのかを聞いてみたところ、

それ以外のシーンとの違いに気付ける選手は残念ながらいませんでした。

まぁ、伸びしろばかりだということでしょう。

2試合目には、面白い現象が起こりました。

前半に2点を先制されて、その後も防戦一方。

こういう時にどういったリアクションを取るのかを観察していたんですが、

ハーフタイムで戻ってきた選手たちは、頭を下げてテンションはガタ落ち。

「やりかえそうぜ!」ってならないんですね。後半も残念ながら心は盛り返せませんでした。

なるほど。苦しくなったら、それと一緒に落ちて行っちゃうパーソナリティーなんですな。

この辺は歴代の選手たちと一緒です。

この子たちも覚えなくてはならないこと知らなくてはならないことがたくさんありそうです。

今のU-15も一緒ですが、苦しくなった時にその選手の本当の力量が表れるんですよ。

苦しくない状況で出来るのは当たり前なんですから。

出来たことに勘違いして満足しているようでは、苦しくなった時に痛い目に合うんです。

もし、そういう状況に陥ったら、どんな選手でありたい?どんなチームでありたい?

その問いに対する答えがあるのならば、今をよく知って、今を取り組んで行かなくてはなりません。

「さぁ苦しくなってきたぞ」

そう感じた時に、下を向くのか、ここからが本番だぜ!と思えるのかの差でしょう。

伸びしろばかりのU-13ですが、弱虫返上となれるか長い目で乞うご期待です。

さて来週のU-13リーグでは、どんな姿を見せてくれることやら。



by paris