残念ながら予選敗退となったU-12全日本少年大会。

周りの評価を聞くと、普段の力が発揮できなかったとの声が多い。

昨日のTr.Mでも、とても良いサッカーが出来ていたらしい。

もし普段通りのサッカーが出来ていれば、あの試合は・・・。

でも、私はちょっと違った評価であります。

短絡的な勝ち負けは分からないながらも、

まず、技術を使いながらプレーを進めている選手が少なかったです。

そして、個人で局面を判断してプレーを選択している選手が少なかったです。

たぶん今までチームでどうにかなってたことが多かったんじゃないかな。昨日も。

厳しい評価ですが、そんな風に感じていました。

決定的なシーンもあったように映りましたが、技術と判断を持ち合わせながらそのシーンを

迎えているわけではないので、決定的なシーンとは言えないでしょう。あとは運に頼るのみです。

監督も試合中コーチングし過ぎです。子供が冷静さを保つには厳しかったでしょう。

勿論このことについては監督に伝えました。

普段通りの力が発揮できなかったのであれば、それは監督の責任。

選手も監督も「やられるんじゃないか」と恐怖感に駆られながらプレーしていたんじゃないかな。

負けたから反省しなさいとか、悔しいかとか、そんなことは言うつもりもないです。

例え勝ったとしても同じことを伝えていたでしょう。

選手たちはよく頑張ったと思います。監督も一生懸命取り組んできてくれたと思います。

試合後も心から拍手を送りました。

ただ、「普段通りのサッカーが出来ていれば・・・」と思わないで欲しい。

批判しているわけではありません。

努力してきたのも知っていますし、随分と成長してきているのも知っています。

どんどん良い選手・チームなってきているし、もっと良くなる可能性だって大いに感じます。

これは選手と監督と保護者の頑張りですし、それに対して評価と感謝を持っています。

でも「普段通りのサッカーが出来ていれば・・・」が頭をかすめているんだとすれば、

一度リセットした方がいいでしょう。

これからもサッカーは続くし、緊張感のある試合だってたくさんあります。

今回はこれからもっと良くしていくためのチャンス・きっかけだと捉えて下さい。

そしたら強くなるぞ。

頑張れU-12。心から応援しています。


by paris