U-15のキャプテンを務めている選手が怪我をしてしまいました。

復帰には時間が掛かるかもしれません。

Tr.Mの開始10分も経っていない頃だったです。

素晴らしい立ち上がりで1点を奪った後に、接触プレーで倒れそのまま起きれませんでした。

一生懸命プレーした結果ですから、仕方ありません。

彼にも同じことを伝え、人生こんな時もあるのさと話してあげました。

人一倍責任を感じながらプレーしていたのを知っています。

誰よりも、チームのために、自分を強くするために頑張っていた彼です。

その想いは、相当悔しいはずです。きっと泣きたいほど悔しかったはずです。

救急車で搬送された後、その想いを考えると涙が止まりませんでした。

残された仲間たちは、「彼のために」と残りの試合を取り組みました。

みんな涙を流しながら戦ってくれました。

本当に強かったです。相手を圧倒してくれました。

彼が抜けたことを感じさせないそれ以上の強さを見せてくれました。

ある選手が言っていました。

「疲れなんて、アイツへの想いで何にも感じなかった」って。

想いのあるチームは強かったです。想いのある人間は強かったです。

ハーフタイムにみんなで誓いました。

『U-15リーグ・クラブユースと重要な試合を控える中で、彼が一番出たくて悔しいはず。

その想いを我々が繋げてあげよう。

復帰した時に、彼のために必ず良いステージを用意してあげよう』

私たちは誰か一人でも欠けたらチームじゃありません。

みんなでチームです。常に一つです。


今日ほどこのチームを誇らしく思ったことはありません。

想いを持てるチームは何よりも強く、そして唯一無二なものだと思います。

君が引っ張ってきたチームは、こんなにも素晴らしいチームです。

安心して怪我を治して下さい。


by paris