久しぶりにジュニアの練習を見学してきました。

体育館の入り口で数人の子供たちにあったので「朝めし食ってきたか?」とご挨拶。

すると「うん、金メダル食ってきた!」だって。

聞けば、昨日のU-9県南キッズフェスティバルで金メダルを貰ったとのこと。

各チームに配られた金・銀・銅メダル。

監督の裁量で授与されるんだろうけど、きっと印象に残るような良いプレーしたんでしょう。

あれ嬉しいんだよね。今頃自宅の一番目立つ居間あたりに飾ってあるのかな。

残りの銀メダルと銅メダルは誰に渡ったのかね。とにかくおめでとう。

幼稚園~2年生クラスも昨日キンダーカップに出場して、2年生は準優勝。

幼児クラスも2勝したって言ってたね。ドリブル名人は4点取ったって報告してくれました。

やっぱり子供たちは試合をしている時が一番楽しくて一番輝くんだよね。

ジュニアユースそっちのけで見に行きたいわ。

そんな「ジュニア関わりたい病」を発症している私は、居ても立っても居られず、

練習の途中から3年生を指導させてもらいました。

攻撃はシュートを守備は奪ってカウンターを。単純ですが、こうした攻防がサッカーの本質。

特に低学年は難しいこと言わずまずは“習うより慣れろ”でやらせてみました。

偶然性も高いですが、時折出るプレーが相手を攻略しちゃうところが面白いんですね。

そういうプレーを体験したり見たりすることで、少しずつ子供たちに気付きが生まれます。

頭上にある電球にパッと明りが点くような感覚。

この気付きの感覚を経験させ、更にその感度を高めることが、何よりも上達への近道なんですね。

その逆に、近道だと思っていたことが実は遠回りになっていることもあります。

それは教え過ぎ、与え過ぎのやり方。

この電球を指導者や大人が点けようといじってしまうことなんですね。

小さい頃からそうだったら、そりゃ感度が悪くなる一方ですよ。

しまいには自分で点け方が分からなくなる子もいます。

子供にとって最良の大人とは、たくさんの気付きを与えてあげられる人間でしょう。

午後からは5年生クラス対お父さんチームの試合がありました。

お父さんチームにお願いしたのは「本気でやって欲しい」とのひとつです。

そりゃ強さも速さもある大人が圧倒して勝つでしょう。

でもそれが子供にとっては一番の良薬なんです。

きっと次の対戦の時には個人個人で対策練ってきますよ。もちろんチームとしても。

ジュニアの監督には定期的にやって欲しいと要望を出しています。

5年生よ、8月頃には心と身体の悲鳴をお父さん連中に与えてあげよう。

ご期待あれ。


by paris