昨夜はサントリーで、ミョンフン 東フィルのメシアン《トゥランガリーラ》を聴きました。
楽しかった!
ステージ前方にピアノ(務川)とオンド・マルトノ(原田)。
多彩なパーカスを含む大編成オケは、見るだけでワクワク。
音楽がまた良い。
これはメシアンの《トリスタンとイゾルデ》。
全10楽章、どの楽章も楽しい。
第3楽章はドビュッシーの《シランクス》っぽく始まり、突然オンド・マルトノの不思議な音と共にパーカスがガムラン風の音楽。
面白い。
第5楽章はジョイフルで、フィナーレの盛り上がりは最高!
でもここで終わりでなく、音楽は続きます。
第6楽章では「愛の主題」に乗ってピアノが鳥の歌を奏で、FlとCl、チェレスタが静謐さを際立たせます。
マジカルな美しさ。
メシアンの音響世界に浸っていると、あっという間に第10楽章。
第5楽章を彷彿させるファンファーレで始まり、最後は第5楽章を上回る壮麗なフィナーレ。
ミョンフンは珍しく譜面を置いて指揮。
途中笑顔を見せたりして、リラックスした感じ。
東フィルも楽しそう。
最後はやり切った感がありました。
務川さんのメシアンは初めて聴きましたが、文句無しの上手さ。