今日はすみトリで、広響の東京公演を聴きました。
下野さん指揮で、細川《セレモニー》(w/上野由恵)とブル8。
今月末で広響監督を退任する、下野さんのファイナルコンサート。
楽しかった!
細川《セレモニー》はFl協。
尺八のムラ息のような奏法を多用し、和の雰囲気。
ソリストは2本のFlを吹き分けます。
終盤の長大なカデンツァが美しい。
広響も精妙な演奏で好サポート。
約20分と長さも丁度良い。
休憩後はブル8。
1890年第2稿 ハース版。
2月に聴いた、高関 静響と同じスコア。
このときの演奏を下野さんも聴いていて、振りたくなったそう。
オケは14型。
弦は透明感のある円やかな響き。
金管は安定感があり、Wag Tub(持ち替え)が上手い。
木管はObが心に沁みる音色。
第2楽章はキレッキレのスケルツォというより、優美な舞踏性を強調。
Hpは3台(高野麗音、井上美江子、宮原真弓)。
第3楽章は遅いテンポで、凪いだ海のようにどこまでも美しい。
3台Hpの分散和音も美しい。
客席も水を打ったように静か。
第2稿なのでシンバルとトライアングルあり。
煩く鳴らさず、第4楽章への繋ぎとして違和感無し。
第4楽章は神々しい。
広響の弦は士気が高く、後方プルトも熱量十分。
2ndの中には腰を浮かせて弾く人もいて、見ていて胸が熱くなる。
金管も最後まで集中を切らさず吹き切りました。
下野監督のファイナルに相応しいブル8で、大いに満足しました。
そういえば入場時にオタフクのお好みソース(200g)を貰いました。
なんか嬉しい。