昨夜はTOCで、富士山静岡響(静響)の東京公演を聴きました。
高関さん指揮でブル8(1890年稿 ハース版)。
静響は日本オーケストラ連盟の準会員。
正団員数は43人。
コンマス、各パート首席の大半は客演。
これでブル8はチャレンジング。
この日の弦は12型(12-10-8-7-6)。
奏者は総勢77人、うち客演奏者が36人。
コンマスは76歳の藤原さん(前読響ソロコンマス)、隣に大森さん(前札響首席)。
※藤原さんの年齢を訂正しました。
この二人も客演。
2/3に清水、2/4に三島でブル8を演奏しており、東京が3回目。
楽器配置図は2/4のものですが、東京公演も同じ。
静響の演奏を聴くのは初めて。
高関さんの丁寧な指揮に、オケが真摯に応えていた印象。
演奏も予想以上に立派なものでした。
特に後半2楽章が良かった。
12型の弦は円やか。
バーメルト札響のブル6(14型)のような透明感のある響きとまでは行きませんが、まずまず。
首席奏者が正団員の木管(Fl、Ob、Cl、Fg)は良い音で歌う。
客演奏者中心の金管も安定感があり、集中を切らさず吹き切りました。
2台(3台ではなかった)のHp(奥田、三谷)もくっきりした音でよく響いてました。
ブル8を生で聴くのは2023年9月の上岡 読響以来ということもあり、満足しました。
やっぱり良い曲だ。
そして、半数近くが客演というオケをここまで仕上げた高関さんは流石だ。
最後に、雪の影響が残る中、東京まで来て頂き、気持ちの良い演奏をしてくれた静響の皆さんに感謝します。