東京は今日も雨。
午後は紀尾井で、エスメQを聴く予定。
出掛ける頃には雨が上がって欲しいです。
本日のリサイタルは、アダムズ 都響の《アブソルート・ジェスト》を聴いて急遽取った次第。
曲目はハイドン 弦四41(29)《ご機嫌いかが》、ファニー・メンデルスゾーン 弦四、ベト 弦四13 op.130(終楽章《大フーガ》op.133)。
エスメQは2016年に韓国人女性4人で結成。
2018年ウィグモアホール国際で優勝。
2023年にメンバー交代があり、ディミトリ・ムラトが加入。
結成当初、同じ文化的背景を持つ女性4人のグループということをアイデンティティにしていたエスメQ。
「女性グループとしては、女性作曲家の作品も演奏したいですね。弦楽四重奏の未来には、私たちのような存在が必要だと思います。」(1st ペ・ウォンヒ)。
今回ファニー・メンデルスゾーンの曲を入れたのは、そうした思いから。
新生エスメQは女性グループではないですが。
クァルテットにとってメンバー交代は付き物。
とはいえ、ベルギー出身の男性奏者を迎えることは、グループのアイデンティティを壊すことになるため大きな葛藤があった筈。
それでも敢えて新たなステージに進むことを選んだエスメQ。
新生エスメQの今後に注目です。