昨夜はサントリーで、大野 都響を聴きました。
今シーズン最初のB定期で、マラ7一本勝負。
マラ7は結構好きですが、滅多に演奏されません。
コンマスは山本さん、隣に吉岡さん。
例によって都響は定刻5分過ぎに入場(19:05を定刻にすれば良いのに)、終わったのが20:25位。
演奏時間80分弱。
3月の《復活》が良かったので楽しみにしていましたが、ちょっと期待外れ。
冒頭のテナーホルンが不安を感じさせ、その後もモヤモヤしたまま。
弦は分厚いんだけど、いつもの美しさがない。
バランスも悪く、まとまりに欠ける印象。
前プロで調子を整えていたら、マラ7の入りも違ったかも。
第2楽章はステージ上の西條さんとステージ袖の岸上さんによるHrコールの応答が味わい深い。
都響は後半調子を上げ、第4楽章の2つ目の「夜曲」(Nachtmusik)は美しかった。
マンドリンとギターは、青山忠さんと息子の青山涼さん。
演奏位置はVc後方でしたが、自席ではよく聴こえて、セレナーデ感を盛り上げます。
第5楽章は大野さんがオケを煽り、快速テンポでのどんちゃん騒ぎ。
都響の熱量も上昇。
吊るした金属板の鐘の音、カウベルの音は盛大。
レアなマラ7を聴けて良かったけど、都響には熱演以上のものを期待したいです。
大野 都響は4/15に名古屋、4/16に大阪でも同プロ公演。