昨夜はサントリーで、マナコルダ 読響を聴きました。

 

曲目はハイドン49《受難》とマラ5。

 

楽しかった!

 

前半は10型でCembが入る小編成、後半は14型3管の大編成とコントラストが際立つ。

 

ハイドンは緩急緩急の4楽章。

 

コンマスは林さん。

 

冒頭から弦の美しさに魅了されます。

 

読響の弦からここまで清澄な響きが聴けるとは。

 

一方、偶数楽章は熱量高めでキレも十分。

 

モダン・オケによるハイドン演奏としては、最上の部類。

 

後半のマラ。

 

冒頭のTpソロによる葬送ファンファーレが今一つ。

 

でも、マナコルダは大規模なオケをよく制御して、メリハリのある演奏を聴かせます。

 

情熱的に激する部分と哀愁を帯びて歌う部分の対比が鮮やか。

 

第2楽章は嵐のように始まりますが、低弦のうねりが凄い。

 

それに続く、Vcの歌も良い(トップは遠藤さん)。

 

そこに絡む木管も美しい。

 

歌謡的な主題もよく歌い、好み。

 

第3楽章はHr協のような音楽で、日橋首席が立奏で吹きます。

 

滅茶上手い!

 

上手いと定評のある人ですが、昨夜は最高。

 

日橋さんに限らず、Hr隊は立派でした。

 

第4楽章は7、8分で振る人もいますが、マナコルダは10分位。

 

感傷に浸ることなく、精緻で美しい演奏。

 

第5楽章も低弦が効いてる。

 

Vcから始まるフーガは、実にジョイフル。

 

コーダに向けての盛り上げも上手い。

 

演奏が終わると、1階席前方でキャーとか奇声を発した女性がいました。

 

そこまで興奮しなくても。

 

昨夜は定期会員に復帰して、最初の公演。

 

周りは静かに聴く人ばかりで一安心。

 


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