昨日はミューザで、ノット 東響の川崎定期を聴きました。
前半はシュマ《マンフレッド》序曲とVn協(w/ヴァイトハース)、後半はベト2。
シュマ《マンフレッド》序曲は、バイロンの『マンフレッド』を音化したもの。
中二病的主人公のマンフレッドは、如何にもシュマが好きそうなキャラ。
ノット 東響には疾風怒濤のような演奏を期待したけど、大人し目。
2曲目は、楽しみにしていたヴァイトハースのシュマ協。
使用楽器が2001年グライナー(Greiner)製というのが興味深い。
演奏中の表情は厳しいけど、ボウイングは自然体。
変な思い入れや表情付けを排し、凛とした美しさを感じます。
もう少し情熱的に弾く人と思っていたので、ちょっと意外。
ノット 東響もキレより、繊細さを前面に出した演奏。
ソリスト・アンコールはバッハ 無伴奏パルティータ2よりサラバンド。
録音そのままの澄んだ響き。
全曲聴きたくなります。
後半のベト2は好きな曲。
ベトの交響曲では偶数番号、中でも2、6、8が好み。
対向配置で上手2nd後方にTimp。
中低弦がずっしりと響く。
美しい第2楽章も良いけど、一番の魅力は愉悦感に満ちた終楽章。
ノットも東響も本当に楽しそう。