昨夜はサントリーで、出口 東フィルのオール・ハチャを聴きました。
7/7(木)にTOCで同プロを聴いたので、2回目。
感想はそのときと変わらず。
初回は終演21時半でしたが、昨夜は更に遅くなり、21時40分頃。
遅くなることは分かっていたので、最後まで楽しめました。
帰りの時間が気になる人もいると思うので、終演予定時刻を事前に告知するのが親切かも。
前回はVn協の後、ソリスト・アンコールはありませんでしたが、昨夜は長めのアンコールあり。
このために終演が遅くなったのですが、渾身のアンコールを聴けて良かった。
木嶋さんが弾いたのは、コミタス(1869-1935)の《鶴》。
コミタスは第1次大戦中に起きたアルメニア人虐殺の生き残り。
精神に変調を来して精神科に入院し、1935年にパリで客死。
《鶴》は悲痛な曲です。
木嶋さんのツイートによれば、昨夜は《鶴》に続けて、イグデスマン(Igudesman)のモティーフを使って即興で演奏したとのこと。
イグデスマンのどの曲からの引用かは判然としませんが、ピアソラ風に聴こえたので《悪魔のタンゴ》か。
この1曲だけではないと思いますが。
木嶋 真優 🎻Mayu Kishima@mayukishima今日のハチャトリアン最終日で演奏したアンコールが何だったのかいくつもDM頂くのですが 初めはコミタス作曲クランク(鶴)は紛争による虐殺が起こっていたアルメニアでコミタスが祈りを込めて平和を願って作った民謡、 その後igudesma… https://t.co/QYDlGn2u0H
2022年07月12日 23:57
ハチャ2《鐘》はチューブラーベルズ、スネアを始め、パーカスが大活躍。
前回は1階席で全然見えなかったけど、昨夜はP席でしたからバッチリ見えました。
2回目は視覚的な楽しさも加わり、滅茶楽しい。
特に、第3楽章の葬列の音楽が好き。
出口 東フィルは引き締まったオスティナートで、最後まで緊張感がありました。
2回聴くと、流石にスペクタクルだけでないものも感じます。
機会があったら、出口さんにはハチャ版《オルガン付き》こと3番も演奏して欲しい。
3番もぶっ飛んでます。