今日は新国バレエ《シンデレラ》の楽日公演を観ました。
5/3に続き、2回目。
シンデレラと王子は、池田さんと奥村さん。
池田さんは可愛らしい少女という感じで、《くるみ》のクララみたい。
シンデレラって何歳の設定なんだろう。
奥村さんは第2幕まで踊り、怪我をしたとかで第3幕は降板。
第3幕の王子役は急遽、井澤さんが踊りました。
こんなこと、初めて。
奥村さんの怪我が心配です。
仙女役は5/3の細田さんも良かったけど、今日の木村さんも優美そのもの。
木村さんは5/3のマチネでシンデレラ役を踊りましたが、観たかった。
四季の精は秋の精が柴山さん(5/3は池田さん)に変わった以外、同じ。
仙女と四季の精のダンスは、ソロもアンサンブルも観応え十分。
星の精のコール・ドも、凝った動きで何度見ても飽きない。
やっぱり、《シンデレラ》は楽しい。
アシュトン版は音楽とダンスの一体感が秀逸ですが、異なる振付でも観てみたい。
アシュトン版は義姉二人はコミカルに描かれ、シンデレラが虐められてる感じがしない。
最後はシンデレラが二人をハグして、赦しちゃうし。
プロコ自身は、もっとリアルに描きたかったんじゃないかな。
実際、次のように語ったとされてます。
“It was our desire to make the characters real and living so that their sorrows and joys did not leave viewers indifferent.”(Morrison, The People's Artist: Prokofiev's Soviet Years, p.264)
義姉に虐められる苦しみがあってこそ、より良い未来への希望、王子への憧れと情熱が際立つ気がします。