今日は芸劇で、飯森 TKWOを聴きました。
曲目は、ウィリアムズ《献呈序曲》、リード《アルメニアン・ダンス》、長生淳《喜色満海》、チェザリーニ1《アークエンジェルズ》。
選曲のせいか、今日が芸劇最後の定演のせいか、客の入りは上々。
楽しかった!
リード《アルメニアン・ダンス》は、何度聴いても良い。
動と静の交錯が見事で飽きない。
ハチャっぽいダンスあり、神聖な祈りあり。
第2楽章の「風よ、吹け」にはちょっと感動。
第4楽章の辛いことを吹き飛ばすような爆発的な音楽は最高。
飯森 TKWOの演奏は熱量が高く、上手い!
かつての悲劇を乗り越えた、民衆の強さを感じました。
そのリード以上に良かったのが、チェザリーニの《アークエンジェルズ》。
何度も訪れるクライマックス、その度に大音響を浴びる快感。
そして、最後の最後にダメ押しのクライマックス。
吹奏楽を聴く楽しさ全開で、痺れました。
TKWO、素晴らしいオケだな。
残念だったのは、《アークエンジェルズ》でパイプオルガンを使う予定が、不具合で電子オルガンになったこと。
こんなこともあるんだ。
TKWO委嘱作品の長生《喜色満海》(きしょくうみにみつ)は、あまり印象に残らず。
吹奏楽で表現した「海」は劇伴音楽のようで刺激に乏しく、クセナキス成分が欲しくなります。