今日は東文で、東音コンクール優勝者コンサートを聴きました。
出演は、大崎由貴(Pf)、伊藤雄太(Tb)、前田妃奈(Vn)、谷昂登(Pf)の4人。
オケは、角田 新日本フィル。
曲目は、プロコPf協3(大崎)、グレンダールTb協(伊藤)、ブルッフVn協1(前田)、リストPf協2(谷)。
大崎さんのプロコは、まるでラヴェル。
これほど興奮しないプロコも珍しい。
大崎さんがロシア物を弾くのは初めてらしい。
Tb協の伊藤さんは上手い。
朗々とした音色も良い。
休憩後は、高校生が2人登場。
前田さんは東京音大付高の3年生。
やや硬質な音色で甘くないブルッフ。
安定感は抜群。
第3楽章では自分が弾かないとき、嬉しそうにオケに聴き入っていたのが印象的。
本当にこの曲が好きなんだな。
最後は、前田さんより更に若い、高2の谷さん。
リスト2、良かった!
強靭なタッチでピアノがよく鳴る。
かと思えば、瞑想的なフレーズでの弱音の美しいこと!
歌い口も好ましく、Vcソロとの掛け合いは沁みました。
フィナーレのブラヴーラも堂に入っており、高2の演奏とは思えない。
谷さん、また聴いてみたいです。
角田 新日本は4曲とも伴奏に徹してましたが、好サポート。
通常配席ながら、来場を自粛した人が多かったのか、空席が目立つ。
お陰で客席ノイズは極少で、ノーストレス。