今日は東京文化で、東京音楽コンクール 本選【ピアノ】を聴きました。

 

ピアノは人気とあって、開場時刻の前に着くと、ホールの外にまで列!

 

出場者と演奏曲は、以下の通り。

 

伊舟城歩生/ラフマPf協2

大崎由貴/ラヴェルPf協

秋山紗穂/プロコPf協2

北村明日人/シュマPf協

 

皆上手いですが、木管部門の時のような感銘を受けるまでには至らず。

 

角田さんと東フィルの丁寧な演奏は、好感度大。

 

4人の中では、北村さんのシューマンが完成度が高かった。

 

シューマンらしいファンタジーと形式感のバランスが良い。

 

音色も美しく、音楽的。

 

秋山さんのプロコも素晴らしかった。

 

体力的にも大変な曲を、最後まで楽しそうに弾く姿が印象的。

 

ただ、プロコにしては、ロマンティック過ぎる気がしなくもない。

 

タッチはクリアですけど、この曲には暗鬱で冷徹な感じも欲しい。

 

大崎さんのラヴェルは、フレージングが好み。

 

第2楽章の抒情的な静けさ、第3楽章のリズムのキレは見事。

 

深さや閃きが感じられたら、尚良かった。

 

あと、ラヴェルはコンクール向きではないかな。

 

伊舟城さんのラフマは、普通に上手い。

 

音に芯が感じられず、タッチも濁りがちなのが気になりました。

 

曲自体が好みでないので、すみません。

 

さて、既に結果は発表された筈。

 

個人的には、1位 北村さん、2位 秋山さん、3位 大崎さん。

 

聴衆賞は北村さんに入れました。

 

結果は、

 

秋山さんが1位!

 

おめでとうございます!

 

一昨日のピティナ特級銅賞のリヴェンジを果たしましたね。

 


にほんブログ村