今夜はトッパンで、フォーレ四重奏団【第二夜】を聴きました。
曲目は、ラフマ/レスピーギ(モメルツ編)《音の絵》より、フォレPf四1、ブラPf四1。
今夜でフォーレQを聴くのは3日目。
今夜はフォレPf四1が一番良かった。
4人が一つの有機体のように、和声の変化に自在に反応する演奏は見事。
フォレらしい精妙な音の綾の感触が絶妙です。
第3楽章の心情告白には感動しました。
楽しみにしていたブラPf四1は、シンフォニックでスケールの大きい演奏。
シェーンベルクによるオケ編曲版でも聴いているよう。
もっと親密な演奏が好みですけど、フォーレQの演奏は圧巻。
第4楽章のジプシー風ロンドは滅茶楽しかった。
この2曲に比べると、ラフマ/レスピーギ《音の絵》は印象が薄い。
モメルツを以てしても、ラフマの原曲の味わいを超えるのは難しかったみたい。
アンコールは、ムソルグスキー/ラヴェル《展覧会の絵》より。
モメルツの編曲の冴えは、《音の絵》の比ではありません。
楽しかったフォーレQ祭りは、今夜で終わり。
演奏会3回の他にマスタークラスを聴講したので、益々彼らのファンになりました。
毎年来日して欲しいです。