先ほど、今年度のオペラの予定を書きましたが、一つ書き忘れました。
ラヴェルの《スペインの時》というオペラ。
今週15日に、高関 シティの定期で聴きます(演奏会形式)。
1幕21場、1時間足らずの短いオペラ。
内容はズバリ、時計屋の女房の昼下がりの情事。
時計屋のトルケマダとその妻コンセプシオン。
ロバ曳きのラミーロが時計の修理に店を訪れる。(第1場)
トルケマダが外出し、店にはコンセプシオンとラミーロが残される。(第2場)
コンセプシオンは浮気相手を待つが、ラミーロが邪魔。
コンセプシオンに大時計を二階に運ぶように言われて、大時計を運ぶラミーロ。(第3場)
そこに浮気相手のゴンサルヴェが店にやってくる。(第4場)
ラミーロが戻ってきたので、コンセプシオンは別の大時計を運ぶよう伝える。(第5場)
コンセプシオンはゴンサルヴェを大時計に隠し、時計ごと寝室に運ばせようと考える。(第6場)
そこに、銀行家ドン・イニーゴが店にやってきて、コンセプシオンを口説き始める。(第7場)
ラミーロがゴンサルヴェを隠した大時計を運び、コンセプシオンが続く。(第8場)
イニーゴはコンセプシオンに見せようと、時計に入ってカッコウの鳴きまねの練習をする。(第9場)
ラミーロが戻ってきたので、別の大時計の中に隠れるイニーゴ。(第10場)
情事が上手くいかず、コンセプシオンが苛々して下りてくる。
ラミーロがゴンサルヴェの入った大時計を戻しに行く。(第11場)
イニーゴのカッコウの真似に呆れるコンセプシオン。(第12場)
ラミーロがイニーゴの入った時計を寝室に運ぶ。(第13場)
コンセプシオンはゴンサルヴェを見限り、イニーゴのいる寝室へ行く。(第14場)
ゴンサルヴェは時計の中で詩作に耽っている。(第15場)
ラミーロは自分が時計屋の主人であればと歌う。(第16場)
時計ごと寝室に運ばれたイニーゴだが、腹が閊えて時計から出られない。
またもや当てが外れたコンセプシオンはヒステリーを起こす。(第17場)
ラミーロがゴンサルヴェの入った時計を戻すと、コンセプシオンがラミーロを誘う。(第18場)
店先で時計に入ったまま残された、イニーゴとゴンサルヴェの歌。(第19場)
トルケマダが店に戻り、時計の中のイニーゴとゴンサルヴェを見つけて時計を売りつける。
イニーゴが時計から出してくれと言うので、トルケマダとゴンサルヴェが引っ張り出そうとする。(第20場)
情事を終えて降りてくるコンセプシオンとラミーロ。
ラミーロはイニーゴを時計から引っ張りだす。
最後に全員で「役に立つ恋人は一人だけ」と歌う。(第21場)
ざっと、こんな展開です。
あの真面目な高関さんが、この曲を振るというのがシュールです。
高関監督による、《時計屋の女房の昼下がりの情事》。
やっぱりニヤニヤしながら振るんだろうか。
ラヴェルの音楽は素晴らしいの一言。
有名なアリアは皆無ですけど、色彩豊かなオーケストレーションに魅了されます。
その点では、演奏会形式だとオケをたっぷり楽しめるのが嬉しい。
問題は歌手陣。
演奏会形式にありがちな楽譜を置いて歌うだけだと、面白さは半減。
1時間足らずと短いので、是非、暗譜で演技して楽しく聴かせて欲しいです。