はい、オリジナルジャンボからの派生機種、
Martin D-28の対抗馬として１９３６年に発表された
ADVANCED JUMBO!
後半戦です！
前半戦はこちら！
↓↓↓
本編
ちょこっとだけ掘っていきましょう。
このギターの特徴は 「サイドバック材がローズウッド仕様」だということと
スケールが「ロングスケール」だということですねー！
ギブソンの代名詞と言えば、
サイドバック材がマホガニーで
ミディアムスケール
って感じしませんか？（＾＾）
J-45やJ-50、サザンジャンボにチビボディモデルも。
でもアドバンストジャンボは
マーティンのＤ－２８（１９３１年発表）
に対抗して1936年後期に発売されたとされているのです。
だからローズウッド仕様でロングスケールなんです☆
ただボディシェイプはラウンドショルダーなんですね、
たしかにＤ－２８も発表から１９３３年ごろまでは
スロープショルダーだったはずですが、
アドバンストジャンボが発表されるころには
すでにドレッドノートシェイプになってたはずなのに（＾＾）
ま、いちいちシェイプを変えるのがめんどかったんでしょうね（笑）
といった感じですがオリジナルにお目にかかる機会はそうそうないでしょう。。。
製造年数も短かったし、製造数も少なかったはずです。
もちろん高価なのは、オリジナルはブラジリアンローズウッドを
使っているということもありますね。
サイドバック材がブラジリアンローズウッドの個体はただでさえ高価ですもんね。
平成の世になり
時は過ぎ、１９９０年代ぐらいですね、
再生産されるようになったんですよね。
ただやっぱりローズウッド仕様でロングスケールなこともあるのか、
ギブソンっぽさは薄くてどうやら日本での人気はないみたいですね。
アメリカではけっこう人気あるみたいですが・・・
一説によるとピックガードが日本人好みではないらしいです（＾＾）
ファイヤーストライプのヒヨコ型ピックガードですね☆
僕はけっこういいと思うんですけど。。
もちろん再生産に当たっては
サイドバック材がイーストインディアンローズウッド
になっていることが多いです。
なんちゃらリミテッドとかだとサイドバック材も
いろいろ変えたりしてるみたいですけどね。
トップに関しては最近出てるやつはけっこうレッドスプルースになってますね。
アディロンダックスプルースとおんなじだと言われることが多いみたいですが、
厳密には違うみたいで、
「大きいくくりで見れば同じだと言えないこともない材」
ぐらいで捉えるといいよって教えてもらいました（笑）
さらに１２フレットジョイントにしてみたり、
ショートサドルにしてみたり、
なぜかサイドバック材をメイプルにしてみたり、
いろんなアレンジバージョンを作ってるみたいですね。。。
メイプルにしたらもはやアドバンストジャンボじゃないんじゃないのか
っていう説もちらほらありますけれど。。。。
あとはアドバンストジャンボ１７５周年の２０１１年に
B&Sをビルワラという材を使って発表していました。
これは当時のマスタールシアー、
レン・ファーガソン氏がインド北部のビルワラという地域に出向いて
調達してきた材だということです。
本人はローズウッド感７０％とマホガニー感７０％を
持ったこのギターは１４０％のパワーを秘めている、
という今世紀最大の意味不明なセリフでこのギターを形容していました（笑）
ただ某大手楽器店で試奏されていただく機会がありまして、
ラベルはかっこわるさ満開なのですが（笑）、
音はけっこう好みでしたねえ。。。
許容範囲の値段でいい個体に出会ったら、
ぜひ手に入れたいギターのひとつなんですが
こちらも値段どうこうの前に市場でお目にかかることがほぼないですからね。
ちょっとまとまらなくなってきたので終わり！！！
ありがとうございました。
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