ヨーロッパアクセサリーショップバイヤー日記 -13ページ目
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イタリア人デザイナーから学ぶこと

イタリア人ジュエリーデザイナーNADIAと知り合ってすでに4年くらいたつ。

NADIAは、ミラノのおしゃれなショップがたちならぶエリアで、ジュエリー店

を30年以上やっている。この4年の間、ミラノに行く度にNADIAと会って、い

ろいろな話をしてきたが、彼女は、いろいろな面で人と違うところが多く、話

を聞くたびに驚いたり感心したりする。


NADIAはいつも休むひまなく働いている。月曜から土曜日は、ショッ

を開けているので、そこにいる。夜はジュエリー製作。そして、週末

は、遠出。土曜の夜に店を閉めた後、車を運転して、カンヌまでいって

しまう。日曜日はゆっくりすごして、月曜の朝に車でミラノに帰ってきて

そのまま店を開ける、というような、まねできないようなタフなスケジュ

ールで動いているのだ。

彼女は、どんなに忙しくても、生活に潤いを残す時間を大切にしてい

という印象がある。それは、彼女のお父さんの影響が大きいようだ。
お父さんは、国際線のパイロットだったそうだ。常に世界中を飛び回

る仕事。忙しい仕事で、家をあけることも多かったのであろうと想像

できる。しかし、家族と一緒のときも、とにかくアクティブな人だったら

しい。たとえば、家で家族団らんして、「コーヒーでも飲もうか。」となっ

たとき、普通であれば、お母さんがコーヒーを入れてリビングでくつろ

ぎながら飲むであろう。しかし、NADIAのお父さんは、コーヒーを飲も

う!と思い立つと、家族みんなをつれて、車を飛ばし、隣の国のスイ

スまでいってスイスのカフェでコーヒーを飲む、というような調子だった

そうだ。

その行動力、生活を楽しもうという姿勢にはあこがれるが、実行する

となると難しい。だが、NADIAの話を聞いていると、彼女がそういった

生活スタイルを自然にやっているのを感じるし、また、それが、きっと

彼女の家族のスタイルなのだろうなとも思う。


私は、NADIAによくいわれるのが、「ミラノから電車で30分もいけば

美しい場所がたくさんあるのだから、時間をとって、行くべき。」という

こと。確かに、一日出張に時間をとって、イタリアの田舎町にいったら

楽しいだろうな、と思うのだが、いつも、時間がなく、また次回に、と

思って帰国するのだ。


だが、このことは、考え方というか、人生に対する姿勢、という

ようなものに関わった重要なことだと思う。

忙しくても、新しい経験-エクスペリエンス-を得るために、常に、積極

的に自分から動いていかないといけないのだと思う。それは、きっと、ち

ょっとの時間のやりくりと行動力でできることなのだ。





フィレンツエ BIANCO社 訪問

今回の5月の出張では、はじめて、フィレンツエ郊外にあるジュエリーメーカ

ー、BIANCO社をたずねていった。BIANCO社は、フィレンツエからさらに電車

で1時間弱もローカル線にのっていった小さな町にある。何故か、イタリアの

会社は、おそろしく辺鄙な土地にあることが多い。基本がファミリ^ビジネス

だからだろうか。設立当初のまま、同じ場所で、家族+地元の従業員でま

わせる範囲の規模でずっとやっているケースが多い。

今回は、ミラノから日帰りでBIANCO社の訪問をしたのだが、けっこうタイトな

スケジュールであった。行き3時間半、帰りは、待ち合わせがあったので、5

時間もかかった。BIANCO社にいたのは、3時間くらい。それでも、社長のミ

ターBIANCOに会って、今シーズンのコレクションや今度の秋冬のコレクシ

ョンをみられたことは、大きな収穫だった。ちなみに、デザインしているのは、

社長の奥さま、ミセスビアンコである。


ミラノに帰り着いたときにはもう夜の9時。かなり疲労していたのだが、朝も

昼も駅で買ったサンドイッチだったので、夜は絶対にちゃんと食べる!と心に

誓っていたので、ホテルの近くのレストランに行ってひとりディナーをしたのだ

った。よい商品に出会えたことに満足して、HAPPYな気持ちのディナー。

BIANCOのアクセサリーは、アンティーク調でディテールが細かいところが好き。














毎月パリ出張



今年になってからほぼ毎月ペースで、パリとミラノに買付け出張に

いっていた。昨年までは、年に5回から6回と、2ヶ月に一回のペース

でヨーロッパ出張だったので、2倍の頻度で出張にいっていることに

なる。
大体一回の出張で8日間くらいなのだが、月一だと、帰国して落ち

着くまもなく、すぐまた出発という感じ。あわただしい生活である。





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