こんにちは!
野菜ソムリエコミュニティー岡山の藤本です。
今年は例年に比べ桜の開花が早い年でしたね。
皆さまは桜、楽しまれましたか?
それでは、この写真は何の花でしょうか
続!浅原プロジェクト🍑
授粉作業を見せていただくため、先日3/30に
浅原園芸組合さんの桃畑にお邪魔してきました。
実は今年は桜だけでなく、桃の花も1週間ほど早く開花を迎えたんです。
▶花が早く咲くとどうなるの?
今後の天候にもよりますが、実つきや出荷も1週間ほど早くなるのではと予想されています。
どの品種が梅雨にあたるか、その辺りが気になるところです。
【一口メモ📝】
「白桃」と言ってもたくさんの品種があるんですよ💡
それぞれの品種がリレーを繋いで、岡山の白桃シーズンとなります。
でも、6月末に出荷する品種も、8月に出荷する品種も、花はこのタイミングに一斉に咲きます✾
▶まるで耳かき?梵天(ぼんてん)
さて!桃の授粉作業は、ふっくらと膨らんだ花のつぼみから花粉を採るところから始まります。
今回教えていただいたのは、人の手で花ひとつひとつに花粉をつけていく方法です。
その時に欠かせない道具がこちら
そう、まるで耳かきのふさふさですよね!
名前は梵天(ぼんてん)と言います。
この梵天に花粉をつけて、桃の花を優しく撫でていきます。
私も体験させていただきました
▶大切なのは「タイミング」と「時間帯」
授粉作業で大切なことをうかがうと、この二つを教えてくださいました。
まず、タイミング。
この作業はもちろん、花が咲いている短い期間に終えなければなりません。
中でも「5分咲き」と「9分咲き」の2回のタイミングを狙います。
その理由は、桃の花は樹の下の方から開花が進むから。
根本から2回に分けて行うことで、全体に確実に授粉させることができるのです。
作業の時間帯も大切。
というのも、朝夕はまだまだ冷え込む季節。
花粉が十分に働くには10℃以上の気温が必要なので、10時~昼過ぎまでには作業を終えるのが理想です。
(授粉後も高い気温が必要なので、陽の高いうちに作業を終えます)
逆に授粉前後の花粉の取り扱いには注意が必要です。
授粉時に花粉が活発に働くように、作業直前まで陰に置いたり冷やしたりして保管します。
最後に「今の桃だよ」と見せてくださったのが、小さな小さな桃の赤ちゃん!
ここから2ヶ月以上をかけて、おいしい桃に育っていくんですね。
次回は5月、摘果(てきか、実を間引く)作業にうかがう予定です。お楽しみに😊
ご一緒したコミュニティーメンバーの成田さんもインスタグラムに感想をアップしてくださってますので、
こちらもチェックしてみてくださいね〜。
①https://www.instagram.com/p/CNGOdCzFuDp/?igshid=1r7alozjxuqdx
②https://www.instagram.com/p/CNGOn4dFYK1/?igshid=crjqb44cd4q1
農学部卒、理系女子の視点が新鮮でした✨