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1901

シュリ・プリュドム

『正義』『幸福』『スタンスと詩(詩賦集(しふしゅう))』

1902

モムゼン

『3人の友の詩集』

1903

ビョルンソン

『シンネーベ・ソルバッケン』

ノルウェー国歌『我らこの国を愛す』(いとこのリカルド・ノルドロークが作詞)

1904

ホセ・エチェガライ(・イ・アイサギレ)

 

1904

フレデリック・ミストラル

「フェリブリージュ」の創設など、プロヴァンス語の再興に貢献した

1905

シェンキェヴィチ

『火と剣とをもって』『大洪⽔時代』『草原の火』の「トリロギア(三部作)」

『クォ・ヴァディス』

1906

カルドゥッチ

 

1907

ラドヤード・キップリング

「東は東、西は西」という言葉を残した

最年少受賞

バギーラ・キプリンギというクモは彼と彼の小説に登場するヒョウに由来

『ジャングル・ブック』(主人公はキム)

1908

オイケン

 

1909

ラーゲルレーヴ

『ニルスのふしぎな旅』(タイトルロールの少年がガチョウのモルテンと一緒にスウェーデン中を旅する)

キュリー夫人、ズットナーに次いで女性として史上3人目にノーベル賞を受賞(文学賞では女性初)

1910

ハイゼ

 

1911

メーテルリンク

戯曲『ペレアスとメリザンド』(ドビュッシーにより後にオペラ化されている)

『青い鳥』(チルチルとミチル)

1912

ゲアハルト・ハウプトマン

イプセンの影響を受けた『日の出前』

1913

タゴール

ガンディーにマハトマという称号を与えている

アマルティア・センの名付け親

『ギーターンジャリ』(タイトルは「歌の捧げ物」という意味)

インド国歌『ジャナ・ガナ・マナ』、バングラデシュ国歌『わが黄金のベンガルよ』

1915

ロマン・ロラン

『ジャン・クリストフ』(作曲家ベートーベンをモデルにしたとされる)

『魅せられたる魂』(『アンネットとシルビ』から『予告する者』までの4巻からなる)

1916

ヘイデンスタム

『巡礼と放浪の歳月』『ハンス・アリエーヌス』

詩『スウェーデン』(ヴィルヘルム・ステーンハンマルが曲をつけたものはスウェーデン第2の国歌)

この年唯一のノーベル賞受賞者

1917

ギェレルプ

 

1917

ポントピダン

『約束の地』『幸運児ペア』『死者の国』の三部作

1919

シュピッテラー

『プロメテウスとエピメテウス』『オリンピアの春』

1920

クヌート・ハムスン

『土の恵み』

1921

アナトール・フランス

本名はジャック・アナトール・フランソワ・ティボー

『赤い百合』『神々は渇く』

『シルヴェストル・ボナールの罪』(「たきぎ」と「ジャンヌ・アレクサンドル」からなる)

1922

ベナベンテ

 

1923

ウィリアム・バトラー・イェイツ

詩集『塔』、物語詩『アシーンの放浪』、戯曲『鷹の井戸』

1924

レイモント

『ポーランド士族共和国の最後の議会』『ニル・デスペランドゥム』『蜂起』の歴史三部作

1925

バーナード・ショー

『メトセラへ帰れ』『人と超人』、『ピグマリオン』(『マイ・フェア・レディ』の原作)

1926

グラツィア・デレッダ

『悪の道』『二つの真心』

女性二人目に受賞

1927

ベルクソン

エラン・ヴィタール(生命の跳躍)やホモ・ファーベル(工作人)を提唱

『物質と記憶』『時間と自由』『創造的進化』

1928

シグリ・ウンセット

ラーゲルレーヴ、デレッダに次いで女性3人目に受賞

ノルウェーの500クローネ紙幣に描かれている

1929

トマス・マン

『魔の山』(舞台はダボスのサナトリウム「ベルクホーフ」。主人公はハンス・カストルプ)

『ベニスに死す』『ブッデンブローク家の人々』『トニオ・クレーゲル』

兄に『ウンラート教授』(『嘆きの天使』の原作)などで有名なハインリヒがいる

1930

シンクレア・ルイス

初めてピューリッツァー賞を辞退した

『本町通り』『バビット』

1931

カールフェルト

 

1932

ゴールズワージー

国際ペンクラブ初代会長

『林檎の木』

1933

ブーニン

『暗い並木道』

1934

ピランデルロ

『作者を探す六人の登場人物』

1936

ユージン・オニール

『楡(にれ)の木影の欲望』

『地平線の彼方』『アンナ・クリスティ』『奇妙な幕間狂言』『夜への長い旅路』でピューリッツァー賞を4回受賞

娘のウーナはチャップリンの最後の妻

1937

マルタン・デュ・ガール

『モーモール大佐の回想記』(未完)、『チボー家の人々』

1938

パール・バック

『大地』『息子たち』『分裂せる家』の三部作

1939

シランベー

 

1944

イェンセン

 

1945

ガブリエラ・ミストラル

本名ルシラ・ゴドイ・アルカヤガ

1946

ヘルマン・ヘッセ

『車輪の下』『デミアン』『少年の日の思い出』

1947

アンドレ・ジッド

『狭き門』(主人公ジェロームと2歳年上のいとこアリサを描いた)

1948

T・S・エリオット

『荒地』(「四月は一番残酷な月」の一節が有名)

『キャッツ』の原作『キャッツ-ポッサムおじさんの猫とつき合う法』

1949

フォークナー

架空の土地ヨクナパトーファ郡(ラファイエット郡がモデル)を舞台にした『サートリス』(初登場)『響きと怒り』『八月の光』『アブサロム、アブサロム!』

1950

バートランド・ラッセル

名付け親はジョン・スチュアート・ミル

アインシュタインとの平和宣言

ホワイトヘッドとの共著『プリンキピア・マテマティカ』

1951

ラーゲルクヴィスト

 

1952

フランソワ・モーリアック

『癩者(らいしゃ)への接吻』『テレーズ・デスケルウ』

エリ・ヴィーゼルの処女小説『夜』の序文を手掛けた

アカデミーフランセーズから初の受賞

1953

チャーチル

『第二次世界大戦回顧録』

「鉄のカーテン」演説(シュテッティンからトリエステ)

1954

ヘミングウェイ

『武器よさらば』(第一次大戦中のイタリアを舞台に、イタリア兵のフレデリック・ヘンリーと看護師キャサリン・バークレイとの恋を描いた。)

『誰(た)がために鐘は鳴る』(題名はジョン・ダンの説教の一節を引用している。ロバート・ジョーダンとマリアとの恋を描いた。)

『老人と海』(主人公サンチャゴのモデルはグレゴリオ・フエンテス)

『日はまた昇る』(舞台はパンプローナ。)

1955

ハルドル・ラクスネス

『独立の民』(ヴォプナフィヨルズルという村に着想を得て執筆)

『アイスランドの鐘』(主人公のモデルはアウルトニ・マグヌッソン)

レイキャビク郊外の農場の名前をペンネームにした

アイスランド人唯一のノーベル賞受賞者

1956

ヒメネス

 

1957

アルベール・カミュ

史上二番目の若さで受賞

小説『異邦人』、『ペスト』(舞台はアルジェリア第2の都市オラン)

戯曲『カリギュラ』

評論『シーシュポスの神話』、『反抗的人間』(「カミュ=サルトル論争」のきっかけになった)

現在のアルジェリア出身

カザンザキスは一票差で受賞を逃した

1958

パステルナーク

『ドクトル・ジバゴ』

1959

クァジモド

 

1960

ペルス

本名マリ・ルネ・アレクシ・サン・レジェ・レジェ

1961

イヴォ・アンドリッチ

『ドリナの橋』(モデルはソコルル・メフメト・パシャ橋)『ボスニア物語』『サラエボの女』の三部作

1962

ジョン・スタインベック

『ハツカネズミと人間』『エデンの東』『怒りの葡萄』

1963

セフェリス

 

1964

ジャン・ポール・サルトル

唯一辞退

「地獄とは他人である」「人間は自由の刑に処せられている」「実存は本質に先立つ」などの言葉を残した

『存在と無』『嘔吐』

1965

ショーロホフ

『静かな(る)ドン』(「ドン」とはドン川のことで、ボロネジ川やホピョール川などの支流を持つ。主人公はグリゴリー・メレホフ)

1966

アグノン

 

1966

ザックス

 

1967

アストゥリアス

『強風』『緑の法王』『死者たちの眼』のバナナ三部作(ユナイテッド・フルーツが描かれた)

アレホ・カルペンティエルらとともにマジックリアリズム初期の作家

1968

川端康成

日本人初

『伊豆の踊子』『雪国』

『雪国』などを英訳したサイデンステッカーにノーベル賞の賞金の半分を渡している

受賞記念講演は「美しい日本の私」

1969

サミュエル・ベケット

『勝負の終わり』『しあわせな日々』『ゴドーを待ちながら』(木が一本/ウラジーミルとエストラゴン/ポッツォやラッキー/副題を『二幕からなる喜悲劇』/などいろいろなフリがある)

論文「ダンテ・・・ブルーノ・ヴィーコ・・ジョイス」

アルチュール・アダモフ、ウジェーヌ・イヨネスコらとともに不条理演劇の代表的人物

1970

ソルジェニーツィン

『イワン・デニーソヴィチの一日』(デビュー作)、『収容所群島』

東浩紀(あずま・ひろき)のデビュー作は彼に関する論文であった

1971

パブロ・ネルーダ

チェコの詩人ヤン・ネルダから筆名を取った

本名リカルド・エリエセール・ネフタリ・レジェス・ バソアルト

『大いなる歌』

1972

ハインリヒ・ベル

1971年から1974年まで国際ペンクラブ第12代会長を務めた

『婦人のいる群像』

1973

パトリック・ホワイト

『ヴォス』で第1回マイルズ・フランクリン賞を受賞

1974

ユーンソン

 

1974

マーティンソン

 

1975

モンターレ

 

1976

ベロー

本名ソロモン・ベローズ

1977

アレイクサンドレ

 

1978

シンガー

 

1979

エリティス

 

1980

ミウォシュ

 

1981

カネッティ

 

1982

ガルシア=マルケス

『百年の孤独』(マジックリアリズムの代表格)

『予告された殺人の記録』『コレラの時代の愛』

1983

ゴールディング

ガイア理論を命名

『蠅の王』(「蠅の王」と表現されている動物は豚)

1984

サイフェルト

 

1985

シモン

 

1986

ショインカ

『湿地に住まう者』『森の舞台』『ライオンと宝石』

『死と王の先導者』(主人公はエレシン)

アフリカ初の受賞

1987

ブロツキー

 

1988

マフフーズ

『張り出し窓の街』『バイナル・カスライン』などの「カイロ三部作」

1989

セラ

 

1990

オクタビオ・パス

『弓と竪琴』『孤独の迷宮』

1991

ゴーディマー

 

1992

ウォルコット

 

1993

トニ・モリスン

出生時の名前はクロエ・ウォフォード

『青い目が欲しい』(デビュー作)

1994

大江健三郎

日本人2人目

『飼育』で芥川賞、『万延元年のフットボール』で谷崎潤一郎賞受賞

受賞記念講演は「あいまいな日本の私」

1995

ヒーニー

 

1996

シンボルスカ

 

1997

ダリオ・フォ

 

1998

サラマーゴ

『白の闇』

1999

ギュンター・グラス

『ブリキの太鼓』(3歳で成長が止まったオスカル・マツェラートを主人公とする)『猫と鼠』『犬の年』の「ダンツィヒ三部作」

「デーブリーン賞」を設立

2000

高行健(こうこうけん)

 

2001

ナイポール

 

2002

イムレ

 

2003

クッツェー

『夷秋(いてき)を待ちながら』

『マイケル・K』『恥辱』で史上初めてブッカー賞を二度受賞している

2004

イェリネク

ミュルツツーシュラーク出身

2005

ピンター

 

2006

パムク

 

2007

レッシング

最高齢受賞

受賞スピーチのタイトルは「ノーベル賞を受賞できないことについて」

2008

クレジオ

 

2009

ミュラー

 

2010

バルガス=リョサ

『緑の家』で第一回ロムロ・ガジェーゴス賞

2011

トランストロンメル

「隠喩の巨匠」

2012

莫言(ばくげん)

 

2013

マンロー

 

2014

パトリック・モディアノ

『イヴォンヌの香り』『暗いブティック通り』

2015

アレクシエーヴィッチ

 

2016

ボブ・ディラン

歌手初

『ライク・ア・ローリング・ストーン』

2017

カズオ・イシグロ

『日の名残り』

2018

無し

代わりに「ニュー・アカデミー文学賞」を創設

2019

ペーター・ハントケ