【7大陸最高峰】

エベレスト(アジア)

(アンドリュー・スコット・ウォーが命名。チベット語では「チョモランマ」。ネパール語では「サガルマータ」。エドモンド・ヒラリーとテンジン・ノルゲイが初登頂。女性初の登頂者は田部井淳子(たべい・じゅんこ)(そのときのシェルパはアン・ツェリン)。日本人初の登頂者は松浦輝夫(まつうら・てるお)と植村直己(うえむら・なおみ)。無酸素初登頂はラインホルト・メスナーとペーター・ハベラー。)

 

エルブルス山(ヨーロッパ)

(標高5642m。コーカサス山脈の最高峰。)

 

デナリ(北アメリカ)

(別名「マッキンリー」。植村直己が遭難。)

 

アコンカグア(南アメリカ)

(アンデス山脈の最高峰。アルゼンチンの最高峰。スイス人のマティアス・ツールブリッゲンが初登頂。頂上付近ではビエント・ブランコという風が吹く。)

 

キリマンジャロ(アフリカ)

(スワヒリ語で「輝く山」。シラ、キボ、マウエンジの3つの峰からなる。タンザニアの最高峰。)

 

コジオスコ(オーストラリア)

(ポーランドの探検家パヴェウ・ストシェレツキが命名。)

 

ヴィンソン・マシフ(南極)

(標高4892m。エルスワース山脈の最高峰。ニコラス・クリンチが初登頂。アメリカ・ジョージア州の下院議員に因んで名付けられた。)

 

 

【8000m峰(全14座)】

エベレスト

(標高世界1位。)

 

K2

(標高は8611mで世界2位。別名「ゴッドウィンオースティン」。)

 

カンチェンジュンガ

(標高は8586mで世界3位。インドの最高峰。)

 

ローツェ

(標高は8516mで世界4位。エベレストの南に位置することこらチベット語で「南の峰」。エルンスト・ライツとフリッツ・ルフジンガーが初登頂。)

 

マカルー

(標高は8463mで世界5位。西側の登山ルートが登頂されておらず「ヒマラヤ最大の課題」と呼ばれる。)

 

チョ・オユー

(標高は8201mで世界6位。シェルパ語で「トルコ石の女神」。)

 

ダウラギリ

(標高は8167mで世界7位。サンスクリット語で「白い山。」

 

マナスル

(標高は8163mで世界8位。サンスクリット語で「精霊の山」、今西壽雄(いまにし・としお)とギャルツェン・ノルブが初登頂。)

 

ナンガ・パルバット

(標高は8125mで世界9位。その周囲に高い山がないことからウルドゥー語で「裸の山」。)

 

アンナプルナ

(標高は8091mで世界10位。サンスクリット語で「豊穣の女神」、エルゾーグ率いる登山隊が初登頂、人類が登頂した初めての8000m峰。)

 

ブロード・ピーク

(標高は世界12位。英語で「広い頂」。別名「ファイチャン・カングリ」「K3」。)

 

シシャパンマ

(標高は世界14位。8000m峰で最も低い。別名「ゴサインタン)。」

 

【7000m峰】

ギャチュンカン

(7000m峰で最も高い。)

 

ヌプツェ

(チベット語で「西の峰」。標高7861m。スイスの登山家ウーリー・ステックが2017 年に登山中滑落して亡くなった。1961 年にイギリスのデニス・デイビスらが初登頂。)

 

チョゴリザ

(京都大学学士山岳会遠征隊の隊長・桑原武夫が初登頂。ヘルマン・ブールが転落死した山。)

 

マッシャーブルム

(別名「K1」。ベルとアンソールドが初登頂。)

 

ランタンリルン

(和田城志(わだ・せいし)が初登頂。ギャルツェン・ノルブが亡くなった山。)

 

トリスル

(トム・ロングスタッフとガイドのブロシュレル兄弟が登頂し、人類史上初の7000m級登頂となった。)

 

プモリ

(標高7161m。シェルパ語で「未婚の娘」を意味し、この名称はジョージ・マロリーによって命名された。)

 

【日本の高い山】

1位 富士山(外国人初の登頂者はラザフォード・オールコック。日本人女性初の登頂者は髙山たつ。)

 

2位 北岳(きただけ)(標高3193 m。山梨県。)

 

3位 奥穂高岳(おくほたかだけ)(標高3190 m。長野県、岐阜県。)

 

3位 間ノ岳(あいのだけ)(標高3190 m。山梨県、長野県、静岡県。)

 

5位 槍ヶ岳(やりがたけ)(標高3180 m長野県、岐阜県。)

 

【日本の低い山】

筑波山(さん):877m、日本百名山では最も低い

 

日和山(やま):3m、日本一低い山

 

愛宕山(やま):408.2m、千葉県、各都道府県の最高峰の中では最も低い

 

蘇鉄山(やま):6.97m、一等三角点のある山では日本一低い

 

弁天山(やま):6.1m、自然の山では日本一低い

 

 

【主な国別最高峰】

韓国→漢拏山(かんなさん)

 

北朝鮮→白頭山(はくとうさん)

 

ミャンマー→カカボラジ山(尾崎隆とニャマ・ギャルツェンが初登頂)

 

タジキスタン→イスモイル・ソモニ峰

 

ブータン→ガンカー・プンスム(登頂されていない山の中では最高峰)

 

トルコ→アララト山(ノアの箱舟が流れ着いた山)

 

カザフスタン→ハン・テングリ

 

アメリカ→デナリ(北アメリカで最も高い。)

カナダ→ローガン山(北アメリカで2番目に高い。)

メキシコ→オリサバ山(北アメリカで3番目に高い。別名「シトラルテペトル山」。)

 

スイス→モンテ・ローザ(「バラ色の山」という意味。アルプス第二の高峰。)

 

チリ→オホス・デル・サラード(南半球ではアコンカグアに次いで2番目に高い。世界で一番高い活火山。)

 

オーストリア→グロースグロックナー山(オーストラリアとのパラレル。)

 

オーストラリア→モーソン・ピーク(ハード島にある。オーストラリア“大陸”最高峰のコジオスコと区別。)

 

ニュージーランド→クック山

 

インドネシア→プンチャック・ジャヤ(ニューギニア島のスディルマン山脈にある、オセアニア最高峰)

 

エクアドル→チンボラソ(ケチュア語で「青い雪」。山頂が地球の中心から最も遠い山。)

 

アンティグア・バーブーダ→オバマ山(かつての名称は「ボギー山」。)

 

ノルウェー→ガルフピッゲン(北欧の最高峰。ノルウェー語で「山の頂き」。)

 

スロベニア→トリグラウ山(山頂には「アリヤスの塔」がある。)

 

 

火星最高峰→オリンポス山(太陽系の最高峰とされる。標高は25kmまたは27km。ギリシャやキプロスの最高峰と同名、タルシスという平原にある。)

 

金星最高峰→マクスウェル山(11km。イシュタル山脈)

 

【ハワイの主な山】

マウナ・ケア(ハワイ語で「白い山」)

 

マウナ・ロア(ハワイ語で「長い山」、地球で最も体積の大きい山)

 

キラウエア(ハワイ語で「吹き出す」や「多くまき散らす」)

 

 

【日本三大夜景】

北海道の函館山

兵庫県の摩耶山(から望む夜景)

長崎県の稲佐山

 

【タルシス三山(火星)】

北から南に順に

アスクレウス山、パヴォニス山、アルシア山

 

【オーバーラント三山】

ユングフラウ(ドイツ語で「乙女、処女」。)

アイガー

メンヒ(ドイツ語で「修道士」。)

 

【アルプス三大北壁】

マッターホルン

アイガー

グランド・ジョラス(頻出)

 

【三彦山】

新潟県の弥彦山(やひこやま)(634m)

福岡県の英彦山(ひこさん)

兵庫県の雪彦山(せっぴこさん)

 

【上毛三山】

赤城山

榛名山

妙義山

 

【日光三山】

男体山

女峰山

太郎山

 

【出羽三山】

月山(がっさん)

湯殿山

羽黒山

 

【越後三山】

魚沼駒ヶ岳

中ノ岳

八海山

 

【大和三山】

香具山

畝傍山(うねびやま)

耳成山(みみなしやま)

 

【日本三大霊山】

比叡山

高野山

恐山

 

 

【山脈】

サンスクリット語で「雪のすみか」

ヒマラヤ山脈

 

アフリカーンス語で「竜の山々」、最高峰は標高3482mのタバナントレニャナ山(レソトの最高峰)

ドラケンスバーグ山脈

 

テュルク諸語で「帯」、ヨーロッパとアジアの境界線を形成、最高峰は1894mのナロードナヤ山

ウラル山脈

 

スペイン語で「雪の山脈」、最高峰はスペインのものは3478.6mのムラセン山、アメリカのものは4418mのホイットニー山(アメリカ本土最高峰)

シエラネバダ山脈

 

「黒い砂利」という意味がある、かつてのモンゴル帝国の首都の名前にもなっている、最高峰は8611mのK2である山脈

カラコルム山脈

 

最高峰は標高7649mのコングール山

崑崙(こんろん)山脈

 

最高峰は標高6960mのアコンカグア

アンデス山脈

 

最高峰は標高4401mのエルバート山

ロッキー山脈

 

最高峰は標高2228mのコジオスコ

グレートディバイディング山脈

 

最高峰は標高2503mのリスィ山、スロバキアのシンボル

タトラ山脈

 

最高峰は標高2037mのミッチェル山

アパラチア山脈

 

最高峰は標高2912mのコルノ・グランデ

アペニン山脈

 

最高峰は標高4176mツブカル山

アトラス山脈(モロッコの最高峰)

 

最高峰は標高3404mのアネト山

ピレネー山脈

 

最高峰は標高3,190mの奥穂高岳、「北アルプス」

飛騨山脈

 

主な山は空木岳(うつぎだけ)、恵那山(えなさん)、駒ヶ岳、最高峰は標高2956mの木曽駒ケ岳である、「中央アルプス」とも呼ばれる山脈

木曽山脈

 

最高峰は標高3193mの北岳、「南アルプス」とも呼ばれる山脈

赤石山脈

 

最高峰は標高2038mの岩手山

奥羽山脈

 

最高峰は標高1510mの氷ノ山(ひょうのせん)

中国山地

 

 

 

【語源いろいろ】

ナワトル語で「煙を出す山」、別名「メキシコ富士」

ポポカテペトル

 

フィンランド語で「耳の山」、サンタクロースが住んでいるといわれる山

コルヴァトゥントゥリ

 

ナワトル語で「星の山」

シトラルテペトル(別名「オリサバ山」、メキシコの最高峰)

 

ケチュア語で「光る巨大なもの」、かつては定義によって世界一高い「活火山」だった、別名「エクアドル富士」という山

コトパクシ山

 

アファール語で「煙の山」、最も古い溶岩湖とされる、地表にある火山の中では最も低いとされる、ダナキル砂漠北東部にある山

ダナキル山

 

 

【日本の地方・島ごとの最高峰】

2291mの旭岳(あさひだけ)

北海道

 

1729mの大山(だいせん)(別名「伯耆(ほうき)富士」)

中国地方(鳥取)

 

1982mの石鎚山(いしづちさん)

四国地方(愛媛)

 

1936mの宮之浦岳(みやのうらだけ)

九州地方(鹿児島・屋久島)

 

526mの於茂登岳(おもとだけ)

沖縄(石垣島)

 

1822mの爺爺岳(ちゃちゃだけ)

国後島

 

1634mの単冠山(ひとかっぷやま)

択捉島

 

1172mの金北山(きんぽくさん)

佐渡島

 

282mの回峰(まわりのみね)

種子島

 

608mの諭鶴羽山(ゆずるはさん)

淡路島

 

817mの星ヶ城山(ほしがじょうさん)

小豆島(しょうどしま)

 

 

【その他の山

標高1,925mの車山を最高峰とする長野県の火山で、三菱電機のエアコンの名前にもなっている山

霧ヶ峰

 

別名「蝦夷富士」「後方羊蹄山(しりべしやま)」

羊蹄山(ようていざん)

 

別名「カムチャッカ富士」

クリュチェフスカヤ山

 

別名「薩摩富士」

開聞岳(かいもんだけ)

 

別名「近江富士」

三上山(みかみやま)

 

別名「大洲富士」

冨士山(とみすやま)

 

アイヌ語で「大きい山」、標高2,052mの日高山脈最高峰、日本百名山の中で唯一読みが半濁音

幌尻岳(ぽろしりだけ)

 

菅笠のような形の山が三つ重なって見えることから「三笠山」、他には「鶯(うぐいす)山」と呼ばれる、毎年1月の「山焼き」の行事で知られる山

若草山

 

標高は2017m、東京・埼玉・山梨の間にある東京都の最高峰

雲取山(くもとりやま/さん)

 

その山頂は「トマの耳」と「オキの耳」に分かれる、群馬・新潟の県境にある標高1977mの山で、世界一危険な山とも言われる

谷川岳(たにがわだけ)

 

さだまさしが書いた小説のタイトルにもなっている、徳島市の市街地そばにあり同市のシンボルとして親しまれている標高290mの山

眉山(びざん)

 

標高2141m、日本百名山の中で唯一都道府県名を含む

岩手山(いわてさん)

 

山形と宮城の県境にある標高1264mの山で、元々は残雪の様子から「つらしろやま」と呼ばれていた山

面白山(おもしろやま)

 

中腹にある栄螺堂(さざえどう)が国の重要文化財に指定されている標高314mの福島の山、白虎隊自刃の地

飯盛山(いいもりやま)

 

ガットスン・ボーグラムが彫った、(左から)ワシントン、ジェファーソン、セオドア・ルーズベルト、リンカーンの彫刻で知られるサウスダコタ州の山

ラシュモア山

 

新田次郎の小説のタイトルにもなっている、一般登山道がある山の中では日本で最も難易度が高いとされる、標高2,999mの立山連峰にある山

剣岳(つるぎだけ)

 

 

【深田久弥(ふかだ・きゅうや)】

茅ヶ岳(かやがたけ)登山中に山村正光と会話をした後亡くなった

著書『日本百名山』『世界百名山』で知られる登山家

 

茅ヶ岳はその形が八ヶ岳に似ていることから別名「にせ八つ」ともいう標高1704mの山梨県にある山。

 

『日本百名山』

1番目→利尻岳(りしりだけ)

2番目→羅臼岳(らうすだけ)

100番目→宮之浦岳(みやのうらだけ)

標高が最も低い→筑波山(つくばさん)

 

『世界百名山』

1番目→カズベク山

 

【ジョージ・マロリー】

ニューヨーク・タイムズ紙の記者の「なぜ山に登るのか?」という問いに対し、「そこに山があるから」と答えた逸話が有名な、最期はエベレストでアンドリュー・アーヴィンとともに姿を消した登山家。

「そこに山があるから」の「山」が指すのはエベレスト。

 

※著書『そこにシワがあるから』で知られる、日本のエクストリーム・アイロニングの先駆者

松澤等(まつざわ・ひとし)

 

※「そこに山があるから私は岐阜大学に行くのである」という言葉で知られる、カゲロウの研究を通じ「棲み分け理論」を提唱した人物

今西錦司(いまにし・きんじ)

 

【登山家】

1998年に25歳でエベレスト登頂に成功し、当時の七大陸最高峰登頂最年少記録を樹立

野口健(のぐち・けん)

 

マッターホルンやチンボラソに初登頂

エドワード・ウィンパー

 

世界最年少で七大陸最高峰・北極点・南極点到達を意味する「エクスプローラーズ・グランドスラム」を達成

南谷真鈴(みなみや・まりん)

 

1986年にローツェへの登頂に成功し、人類史上初の8000m峰全14座完全登頂

メスナー

(※2、3、4番目の登頂者はそれぞれククチカ、ロレタン、カルソリオ)

 

2012年にダウラギリに登頂し、日本人初の8000m級全14座完全登頂を達成

竹内洋岳(たけうち・ひろたか)

 

2013年に史上最高齢でエベレストに登頂した、プロスキーヤーとしても知られる登山家→三浦雄一郎(みうら・ゆういちろう)

 

ワオ係数の提唱者、三浦雄一郎の次男

三浦豪太(みうら・ごうた)

 

八甲田におけるスキーの開拓者であるスキーヤーで、99 歳でモンブラン滑降をなしとげ、101 歳で亡くなった、三浦雄一郎の父

三浦敬三(みうら・けいぞう)

 

第1回を尾崎隆が受賞した「冒険小説」に名を残す

植村直己(うえむら・なおみ)

(ちなみに第2回受賞者は米子昭男(よなご・あきお)。)

 

※フランス語で「金のピッケル」を意味がある、第1回をワレリー・ババノフが受賞した、2008年には谷口けいが女性として初めて受賞している、「登山界のアカデミー賞」と言われる賞

ピオレドール賞

 

【その他】

富士山やキリマンジャロのようにただ一つのみで形成されている山→独立峰