能の歩き方の感覚とテニスのフットワークに必要な重心移動の感覚とを比べてわかること | 勝者のフットワーク塾Vfootwork オフィシャルブログ

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オーストラリアでテニスコーチに転身、元高校教師、中屋晋の思考の響き。
日々 テニスに真剣に向かい合っている人に送ります。
フットワークがわかるとテニスが変わる。
勝者のフットワーク塾の教え。出来ないことが出来るようになるテニススクール開講中。

 伝統芸能の能を教えている方のお話をお伺いする機会があり、勉強させて頂きました。その歩き方の意識の持ち方がたいへん興味深いものでした。

 何と言っても、まず腰がぶれないことが基本になります。つまり、歩くためには普通、左右の足を前後に出さなければならないのですが、その時股関節の動きが連動して腰に伝わらないようにするということです。
 
  腰がぶれないということは歩くことの振動が肩に伝わらないわけで、このことはテニスに置き換えると移動しながらバックスイングをスムーズに行うのにはたいへん都合のいい状態になります。

 よく「テイクバック」を出来るだけ早くという人がいますが、実際はラケットを一気に引くというよりは打球位置までバックスイングしながら移動することになります。

 つまり、移動中の肩関節にはスムーズなスイング動作をさせる必要があるのです。

 さて、腰がぶれないで移動する体勢で意識をすべきことは、
「足から移動して、重心を後から移動させる」
 この事がキーワードになります。

 軽く膝を落とし、足先で地面をなぞる様に前方へ運び、踵から踏み込んで着地し、重心を移動させるという流れです。

 

 

  この腰のぶれない歩き方は、ボレーの安定を考えた場合にも、必要不可欠な動きの装備と言えると思います。


  コート上を移動する場合、必ずバックスイングを遂行しながらの移動になるのですが、腰のぶれが肩に伝わる移動姿勢はスムーズなバックスイングの障害になり、適切ではありません。

  歩き方、重心移動の方法、この辺の改善に上達のための大きなスイッチが1つある気がします。


3番目の写真と4番目の写真の違いわかりますか?

 

右矢印トッププロのフットワークと身のこなしについての解説

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