すし匠・・・巷では全く予約の取れない人気店
約3年半前にランチタイムのバラちらし目的で一度だけお邪魔したことがありますが、お任せスタイルのディナータイムでは初めての訪問。
毎月初の電話予約開始日に何度もディナー予約にチャレンジするも、やはり不可能、キャンセル待ちもかなわず、同じすし匠系でもあり、我が家一番のお気に入り鮨店の大将に、雑談の中でそれを話すと、大将のご厚意でこのすし匠の予約を取っていただけたのが2年前、それでも1年後の予約でしたが、コロナ禍の緊急事態宣言の影響で延期、更に1年後のこの日にやっと訪問できました。
まだ若い大将前のカウンターにて、シャンパーニュから
ランチタイムでお邪魔した際は、カウンターの席間がギューギューに狭く、結構な回転率で慌ただしい雰囲気でしたので、夢中でバラちらしを掻き込むのが精いっぱい、店内を見渡し観察する余裕もありませんでしたが、ディナータイムは席間もゆったり、ちなみに店内は比較的コンパクト、超人気鮨店ながら緊迫した雰囲気は全くなく、江戸前鮨店らしい適度な活気や気楽な雰囲気がいいですね。
海ぶどうとわかめ、ガリは2種類
お任せ料理コースはもちろんここが発祥、つまみとにぎりを交互に提供する、いわゆるすし匠スタイルです。
まずはとうもろこし豆腐 紫雲丹乗せ
黒鮑 肝ソース
平目
平貝磯部巻
春子鯛
生ビール、山崎ハイボールを挟んで白ワインボトル
カリフォルニア・ナパバレーの日本人経営ワイナリー、ケンゾーエステート・あさつゆ
煮蛸
鮪の血合い岸という部分
アオリイカ
メヒカリ焼き物 柚子胡椒
小肌
ズワイガニ心丈とじゅんさいの温かい汁物
鰹たたき
稚鮎 蓼酢ソース
口直しでトマトとキュウリの漬物
鯵
とらふぐ白子丼・・・シャリの中には黒粒胡椒
のどぐろと茄子
北海縞海老
味噌汁
くじらベーコン
ここからはすし匠系列の鮨店ではお馴染み、好みのネタをにぎりでもつまみでも、好きなように好きなだけ、お好みで注文できます。
本日、まだ提供されていない食材を説明してくれますが、まず全部は覚えられず。(^-^;
とりあえず覚えているものからいくつか、全部にぎりで、まずは鮪のエイジングトロ・・・だったっけ?(^-^;
煮蛤
鮨のために造られたお酒、宮城の超辛口純米吟醸・日高見
個人的に鮨店では日高見が最も好きです。
ちなみに以前、あるすし匠系列店のカウンターにて大将との雑談中、やはり日高見がいいですね~などと話していると、お隣さんから、ありがとうございますと名刺を差し出され・・・たまたまお客として訪れていた、日高見の社長さんやスタッフさん一行、という出会いがありました。
バフン雲丹と紫雲丹の味比べ軍艦
金目鯛の皮目炙り、皮目といっても身が厚い
濃厚なしじみ汁
いわし
すし匠といえばこれは外せず・・・鮪のおはぎ
そして同じくあん肝すいか
玉子でフィニッシュ
評判通り、とてもしっかりとした好青年の大将
すし匠ワイキキで腕を振るう中澤大将から、二代目としてこのすし匠を引き継いだ勝又大将。
多くの先輩お弟子さんを差し置いて、32歳という若さで抜擢され、ヤングすし匠を率いる大将としてすでに5年、今や中澤大将の頃よりも更に予約の取れない人気店に。
人当たりが良く、話しやすい気さくな人柄ながら、客やスタッフさんに対する的確な気遣いはさすが、中澤さんのお店とはまた違った意味で、またあまりこの手の鮨店に慣れていない方でも、気兼ねなく絶品料理や鮨を楽しめそう。
デザートは数種類のアイス
個人的には意外にも、これまで訪れたすし匠系列のお店の中で、最も大衆的な雰囲気を感じましたが、料理の数々はもちろん、個人的には期待以上に素晴らしいお店でした。
再び1年後にお邪魔できるのを、今から楽しみにしています。
ところで、すし匠といえば、やはり現在ハワイにいる中澤大将のこと・・・昨年10月にすし匠ワイキキを訪問した際、7月にニューヨーク店を立ち上げ、5月末には中澤大将自ら、下準備も兼ねてニューヨークに移ると聴いていましたが、諸般の事情でまだ実現せず、たぶんこの夏でも間に合わない様子、なので中澤大将の鮨をハワイで楽しみたい方は、今ならまだ間に合いそうです。