現在、外食ディナーは全くしていないので、実はこちらもちょっと前のことなんですが・・・今年最後のディナーで、日本橋三越前にあるフレンチレストランを訪問しました。
入口はこの雑居ビルの1階ですが・・・ここから階段を下りて地下のダイニングへ
ラべ・・・以前から気になっていたお店
季節ごとに変わる四季折々の和食材で、日本・調和・心・繋がり・五感という5つのフィロソフィを表掲する、ミシュラン一つ星の創作フレンチレストランです。
本日のシャンパーニュ
料理はコースのみ・・・1品目が到着
メニューには穴子・栗・・・左が穴子の白焼き、右が栗のお汁粉のような温かくて甘いスープ仕立て
パリッとこんがり焼かれた穴子の上にキャビア
2品目はワカサギ・生ハム・・・小さなポーションで2種類づつ
パルマ産プロシュートの下は・・・
マスカルポーネとフレンチトースト
紙に包まれていたのは、春巻きの皮を纏ったワカサギのフリット
ワインはペアリングにて・・・料理ごとに8種類、白ワイン6杯、赤ワインと日本酒が1杯ずつという内容
テーブルの間隔が広く、ソーシャルディスタンスは十分・・・にこやかでフレンドリーなスタッフさんの接客
3品目はサバ・オイスター
オイスターの上に濃厚な牡蠣クリームソース
4品目はあん肝・サワラ
サワラのタタキと柿
あん肝とオレンジ
5品目は2種類から選択制で・・・せっかくなので1種類ずつ
香箱蟹のほぐし身と外子・内子
極み大根・・・右のお皿はカラスミと大根
煮と焼き、2種類の大根の上には焼き雲丹
ちなみにこちら、来月のコースメニューは、何とおでんだそう
フレンチレストランでおでんのコースとは何とも斬新。
実はシェフのご実家がおでん屋さんだそうで、毎年1月はおでんを中心としたコースを提供しているのだそう。
ちなみに常連さんには、このおでんのコースが、何気に最も人気のコースだそうです。
6品目は甘鯛
手前の丸いものは甘鯛すり身のつみれ
ちなみに料理の食材や調理法について、スタッフさんがひと皿ずつ、細かな説明をしてくれていますが、ほぼ覚えられず。(^-^;
メインの7品目は蝦夷鹿肉
左が鹿肉のカツ、レバー、右がステーキ
柔らかいミディアムレアの鹿肉
ペアリングは肉に合わせて唯一の赤ワイン
8品目は鱈の白子・モンドール・・・まずはこんなスタイルで登場
そして取り分けた後、再びこんなスタイルで
白子とモンドールチーズのリゾット・・・たっぷりのトリュフ
多くの料理が、小ポーションで2種類ずつ、そしてほぼ毎度、別々の食器・・・他のお店にはないユニークなスタイルが楽しいですね。
一方、季節の和食材を使った料理の数々は、純粋なフレンチというより割烹の要素が強めのフレンチ割烹、素材を十分生かしながらも、フレンチらしい様々な工夫がなされてますが、アッサリ食べやすく、もちろんどの料理も美味、小ポーションながら品数が多いので、ボリューム的にもちょうど良く、特に女性に受けそうなコース料理だと思いました。
デザートはこちらのスペシャリテ、韃靼そば茶・グランド塩・・・パンナコッタとアイスクリームですが、確かに韃靼そばの香りが特徴的
ラフランスのコンポート
小菓子とコーヒー
季節の食材にこだわった料理の数々に大満足だったのはもちろん、ビストロのようなカジュアルな雰囲気の店内、スタッフさんのにこやかでフレンドリーなサービス、そして料金はとてもリーズナブル・・・今年最後の外食ディナーに相応しい素晴らしいレストランでした。
ここは季節ごとに一度、お邪魔したくなるお店ですね。
グランメゾンもいいですが、個人的には、こういうちょっとカジュアルなフレンチレストランの方が合っているのかもしれません。
帰りは、シェフと支配人さんが地上まで出て見送っていただき・・・お店を出るとすぐに、三越新館前の大きなツリーが見えます
ちょっと周辺をブラリ・・・コレド室町前のクリスマス風景
師走の街並みを眺めながら約1時間、のんびり歩いて帰りました。
三越前でのディナーは、徒歩で帰るのにちょうどいい距離。
ちなみに今年の外食記事は、あとランチが1回だけとなります。(^-^;