レストラン ナンペイダイ 〜 渋谷 | 下町風来坊の備忘録

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東東京下町在住のオッサン。食べ歩きや海外滞在、ワンコの話題など、たわいもない日常やその時々に思うことを童心で、また今の政治や経済、社会や風潮に対する心情を本音でつぶやいてます。

先日、渋谷駅から徒歩15分程度の静かな住宅街・南平台にある一軒家レストランに初訪問。
 
この辺りでも、ひと際存在感のある佇まい・・・

 

レストラン ナンペイダイ・・・入口の自動扉が開くと

 

玄関までは、こんな感じの通路
 
ちょっとゴージャス感のある店内は、アメニティスペース十分な、ゆったりとした2名テーブルが4つ・・・他に個室もあるようです
 
鏡越し映る、ライティングされた中庭が、ちょっと雰囲気を醸し出します
 
コースの料理に合せて、お酒はフルペアリングで・・・まずは乾杯のシャンパーニュから
 
ちなみに窓外の中庭はこんな風景
 
支配人さんから、本日の食材を見せていただきました・・・ブルーオマール、毛蟹、キャビア、フカヒレ、アワビ、鳩などなど
 
ブルーオマールのリゾット
 
地中海産ブルーオマールの身、フランス・モンサンミッシェル産ムール貝、オマールの玉子入り、アメリケーヌソースで煮込んだリゾット、サフランの風味がアクセント
 
次の料理に合せるのは、チェコのリースニング
 
アワビのコンフィ ハーブ風味のクリームソース 
 
キャビア乗せ
 
滋賀県北島酒造の塩うめ酒
 
ちょっと珍しいフカヒレのフライ
 
添えられたみかんの甘酸っぱさと、陳皮の香りが意外とマッチ
 
カリフォルニア・ナパ ケンゾーエステートのロゼ・YUI
 
次の料理と合わせます
 
牛タンと冬瓜のラビゴットソース
 
カリフォルニアのシャルドネ
 
舌平目のミルフィーユと毛蟹のムース 雲丹のアメリケーヌソース
 
中はこんな感じです・・・
 
残ったソースは、このパンに漬けて余すところなく
 
そして日本酒
 
次のパスタ料理と共に
 
水ナスの冷製カッペリーニ
 
ここで赤ワイン
 
フランス・ブルゴーニュのヴォーヌ・ロマネ
 
メインは鳩肉料理
 
鳩の胸肉グリルとモモ肉のフカヒレ餡掛け
 
次はデザートのようなビジュアルで
 
オクラと冬瓜、ビーツのビーフコンソメゼリー寄せ
 
再び日本酒
 
〆の食事1品目・・・子持ち鮎のリゾット・・・ローストされた香ばしい鮎、細かく砕かれた骨や玉子の食感が絶妙
 
フランス・ブルゴーニュ
 
〆の食事2品目・・・スープ麺
 
スッポンコンソメスープ麺
 
デザート1品目・・・梨の豊水
 
私たちが結構お酒が行けるとみて・・・ここでも日本酒
 
デザート2品目・・・モンブラン カダイフ添え
 
カダイフとはトルコの小麦を使った焼き生地
 
これにも・・・ブランデーのコニャック
 
コーヒーと小菓子
 
生チョコ
 
ごちそうさまでした・・・何気に3時間半、のんびりさせていただきました
 
閑静な住宅街に佇むムーディーな一軒家レストラン、贅沢食材を生かした創作料理の数々、支配人さんやシェフを初め、親切なスタッフの皆さんによるホスピタリティ・・・個人的な非日常のひとときを十二分味わわせていただき、とても満足でした。
料理は、一見フレンチのようでありながら、割烹のようでもあり、カッペリーニや麺の料理から、イタリアンやチャイニーズの要素も含んで、とにかくこれまでにない斬新なコース、ビジュアルも楽しいですし、もちろんどの料理も美味でとても満足、ちなみにコース料理にはライスやパスタ、麺など何気に炭水化物主体のメニューが多く、女性よりむしろ男性に喜ばれるのでは?(・・・ちなみにパンがありません)
 
ところでここは・・・
 
ミシュラン三ツ星割烹・神楽坂石かわが手掛ける新業態。
食後に、ソムリエでもある支配人さんに、いろいろお話を聴かせていただけましたが、もともとは神楽坂石かわでは提供し辛い、日本料理がベースながらも、ジャンルにとらわれない、新感覚の料理を提供するのが目的だったそう。
ちなみにオープンから2年経過した現在も、まだプレオープン中という位置付けらしく、料理はもちろん、店内のレイアウトなども依然模索中・・・なので現在も、予約サイト・OMAKASEの1組分以外、基本は紹介制、電話番号も公開していないそうです。
 
ちなみに神楽坂石かわグループでは、12月頃を目途に、神楽坂の日本酒割烹・蒼穹があった場所に、超人気鮨店・南麻布天本で修行経験のある、虎白の二番手さんによる鮨割烹が、そして同じ神楽坂で、かつて蓮のあった場所には、元蒼穹の大将による、また別な形態のお店をオープン予定、どちらも石川大将によるGOサインをが出次第、具体的に準備が始まるそうです。