今回の研修会では、6人のメンバーが集まり、面前DV(主に親のけんかや言い合い)について考えました。近年、親がけんかや言い合いを子どもの目の前で(聞こえるところで)することは、心理的虐待の一つである面前DVに該当すると考えられています。
それによって、トラウマになったり、コミュニケーションが苦手になったり、フラッシュバックに苦しんだりする子どもたちがいます。委縮するような姿を見せる子どもたちの背景には、このような面前DVが潜んでいることも考えられます。
研修会では、まず、自分の親がけんかや言い合いをしていたか話し合いました。あまり見たことがないという人もいれば、よくしていたという人もいました。次に、それを見聞きしてどう感じたかについて話し合いました。普段見慣れない親の姿に、怖さや驚きを感じた人が多かったです。あまりけんかをしない家庭の人も、幼い頃に見たけんかの光景が今でも鮮明に残っていると話していました。
そのため、日常的でなくても、子どもたちに強い印象や大きなダメージを与えることが考えられました。そして、けんかをしているところを見ると、自分のせいでけんかしているのかな…と自分を責めることや、自分は何もできないという無力感や罪悪感を抱くことがあるようです。また、いつけんかが起こるかわからなくて不安になったり、親に気をつかったりと、精神的に疲れてしまうこともあるようです。同じような相談もいくつか見受けられました。子どもたちができる対策については、つらい気持ちを親に伝えてみる、その場から離れるようにする、一度子どもの方から怒ってみるなどの意見が出ました。子どもたちの性格や家庭の状況によって、様々な対応ができることがわかりました。
私も親のけんかを見て苦しくなった経験があります。しかし、親のけんかを見てつらくなっているのは自分だけだと思い、誰かに相談することもせず、やり過ごしていました。今回の話し合いを通して、自分だけじゃなかったんだ、同じことに苦しんでいる子どもたちがまだまだたくさんいるのだ、と気づくことができました。また、面前DVが虐待であるということを知るだけでも、子どもたちの救いになるかもしれないと感じました。親のけんかというのは、外からは気づきにくく、子どもたちも言いづらいことかもしれません。親のけんかや言い合いが、日常的、当たり前になってしまう前に、周りにいる大人が気づくことや、子どもたちがSOSを出せるようにすることが必要であると思いました。
報告者・いさなさん
🌟公認心理師の専門顧問からのコメント
(VFM神戸には、公認心理師、社会福祉士、児童福祉司など、活動にアドバイスをする専門家会員もいます)
子供の前での夫婦喧嘩について、子供はそれを面前DVすなわち虐待と捉えることで救われる側面もありますが、反対に自分の家庭は虐待家庭であり、親から愛されていなと思い込み、絶望感を抱く子もいるかもしれません。なので、子供に対してあなたは虐待を受けていると言ってしまうのは、慎重にしないといけないと考えます。また、虐待かどうかは、夫婦喧嘩の程度や質にもよると思われますし、子供がどう感じるかにもよると考えられます。両親の夫婦喧嘩をどのように認識することが、子供の心にとって無害になるのか、一緒に考えてあげることが大切です。その際に、自分のせいで両親が喧嘩していると子供が考えているようなら、あなたのせいではないと言ってあげることはとても良いと思います。真面目な子ほど、両親の喧嘩は自分せいだと思ってしまいます。そういう子たちにメッセージを送りたいです。
両親の喧嘩
怖くて
心が痛み
自分のせいだと
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でも、あなたは悪くない
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