こんにちは。VFM神戸のさわです。

 

 今回の研修会では、母親の機嫌に振り回されている青年期の少年少女の問題について話し合いました。

 「親はえらいの?」「私の生きる価値って?」と訴えかけてくる子に対して、どのように言葉がけをしたら良いのでしょうか。話し合いの中では、家族という小さな社会に押しつぶされそうな子どもの視野を広げてあげる(助けを求められる環境を提供する)という意見や、「生きてて欲しい、あなたは価値ある存在なんだよ」という言葉がけを伝えるという意見が出ました。

 しかし、どんな言葉がけをしても、相談を受ける側は幸せに生きている人であるため、相談する側には響かないのではないか、という意見もありました。

 そこで、「自分の存在は誰に認めてもらいたいのか」について話し合いました。

 私たちの存在は誰によって認められるのでしょうか。誰に認められれば、こころは満たされるのでしょうか。

 子供の頃は、学校のクラスが世界の全てで、家族という世界が全てで。その世界で認められない私は、存在してはいけないんだ、と思ってしまいます。しかし、大人になったからわかることですが、実は世界は広くて、たくさんのコミュニティがあって、「ワタシ」が存在していいんだと思える心地よい場所がきっとあります。

 そして、「ワタシ」という存在を認めれるのもまたワタシです。いつか、10代の子供たちが自分という存在の尊さに気づいてくれる日があることを切に願います。

 主題に戻りますが、親もまた失敗をする1人の人間です。親に認められなくても、自分を否定しなくていいのかもしれません。親だって間違えることもあります。

 そして、私たち支援者は、「ワタシ」という尊さの気づきを後押しする存在であると考えます。誰しも傷つき、間違えて、絶望したからこそ、気づくことがあります。支援者の私たちも、それぞれが傷を負って成長してきました。だからこそかけられる言葉があると思います。今日という一日を過ごせたこと、朝目覚めたこと、一つ一つが尊いことだと思います。毎日を頑張るワタシに、ちょっと優しい言葉をかけをしてあげてください。

 月日が過ぎて、もう5月ですね。まだまだ、新学期で馴染めないこともあるかもしれませんが、毎日を生きる私たちは、とても頑張っています。明日も、良い朝を迎えましょう。

 

       

                                                                                                                             VFM神戸相談友達メンバー

                              

 

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