今回はちょっと遡って、2月の春節(旧正月)に友人達と訪れた鹿港について
ちょっと長いですが、鹿港を散策する様に楽しんでいただけたら嬉しいです
鹿港は別な友人の彼女(彼女共々お世話になっております)の地元なのですが
この時期は彼女のご家族と花蓮へ旅行中で、すれ違いになりました
この通りはまだ空いている方なのですが
さすが春節の鹿港、休日の竹下通り並の人出で
前に進むのも一苦労な通りもありました
鹿港は彰化大佛(大仏)で有名な彰化県にある古い町で、鹿港老街と呼ばれています
こちらは↑お店で製油したものを売っているお店
地場で手作りされる麺類やお菓子も、そこここに見られました
こちらは↑木のチップの様に見えますが、お菓子だったと思います
こちらも↑台湾人の好まれるピーナッツを使ったお菓子
ヌガーより硬めの食感のピーナッツを蜜などで固めた塊を、その場で切り出してくれます
迫力ありますね
浅草でいう人力車の様な三輪車
飾りかな?運用もされているのかもしれませんが
この日の人出だと、これで観光して周るのは難しそうでした
こちらは恐らく廟だと思われますが
珍しい小さな船の様な祭具が置かれていました
台湾は大きく立派な廟も数多くあり、特に鹿港は古い町で廟も豊富ですが
こうして商店街の中に突然、手作りの様なアットホームな廟が存在します
それだけ、庶民に広く道教が親しまれているのでしょうね
そんな中、帽子👒専門店(屋台)を発見
デザインも幅広く揃っていて、気になるものもありましたが
さすが台湾、春節は通常1月下旬~2月初旬で日本では一番寒い時期なのに
こちらでは、ご覧の通り夏の素材がメインですね
さらに↑こんなお店も
通りがかりでも思わず目を引く、その看板には・・
よく見れば
左にキャンディキャンディ、右にガッチャマンと
男女共に懐かしさあふれるキャラクターが
昔、偶然電車で隣り合った女性と日本のアニメの話題になり
(あまり詳しくないんだけどな・・・)と思っていると、「小甜甜なら知ってる」と言います
甜とは甘いという意味で、すごく可愛い名前だな~とスマホで調べると・・
・・なんと伝説の少女漫画キャンディキャンディ
どう見ても行ってアラフォーという印象の女性なのに
ずい分古い漫画をご存知だと驚いたものですが
やはり、台湾でも広く知られているのだと嬉しくなりました
商店ばかりでなく↑この様なゲーム屋台もありました
台湾式ビーンボールアンティークな雰囲気が味わい深いですね
更に進むと細い路地が
東京の下町もそうですが、古い街にはこうした細い路地が多いですね
鹿港老街の最も細い路地は、人ひとり通るのがやっと(すれ違えない幅)の通りもあり
もはや名物となっています
そこを進むと、手工作(手作り)麵線のお店が
メディアでも多く取り上げられている様ですね
一番上の写真やその下二段目あたりに写っている白いものは、引き伸ばされた麺
台湾ではお目出たい日に、長い麺を食べると長生きするとか長くご縁があるというので
メートル単位で引き伸ばされた長い長~い麺、長生壽麵線が売られているんです
こちらは手作りのプレート屋さん
木製のものからプラスチック素材まで
お好みの文字を入れて色々な形(日本車人気)で作ってくれる様ですね
木製のものには「社長はお金を愛しているので(守銭奴)営業中」
「今日は金欠なので営業中」等々
台湾らしいユーモアたっぷりな営業中の看板や
蚊取り線香型のものも気になります
続いては、友人が思わず足を止めた↑こちら
レゴスタイルのキュートな人気キャラクターがずらり
鬼滅の刃に加え、三国志の面々も顔をそろえているのは台湾らしいですね
台湾でも大人気のアベンジャーズ、ガンダム、マリオ
下段には懐かしのマジンガーZ、グレートマジンガー、百獣王ゴライオンにゴジラと
私の友人達は30代半ばなのですが、それでも感涙もので
ひとつ100元(400円)ということもあって、安い安いとテンション爆上がりで
あれこれ購入していました
こちらは↑主にアメリカのキャラクター
スターウォーズやバットマン、スパイダーマン、エイリアンにテレビシリーズのロキまでと
ケーブルテレビが充実している台湾らしく、幅広いラインナップ
左端の愛国者が目を引きますが中国語でパトリオットミサイルを意味し
マーベルのアイアン・パトリオットの事だそうです
そんな出店が続く中、もちろん一般住宅も点在するのですが
町の景観に溶け込む様に↑お洒落な壁画が描かれていたりして趣があります
住所プレートにも鹿港の鹿がデザインされていて、可愛いですね
続いて、写真スポットとしても人気の↑壁画
立体的に描かれ、一緒に写真を撮ると
描かれた風景の一部になった様な映え画像の出来上がり
こちらは↑廟の前の参道
屋台や露店が多く並び、道も広くなるので
少し目を離してはぐれてしまわない様に注意しながら歩きます
貝殻細工のお店
港町でもある鹿港らしいお土産屋さんですね
鳳眼糕という、鹿港伝統のお菓子を売るお店
鳳眼とは美女の切れ長の目を表し、糕はケーキの意味で
いわゆる美女の切れ長の目の様な木の葉型のお米とお砂糖で作るお菓子の事です
友人達はお目当てのお店があるらしく、ここの店員さんに場所を尋ねていました
鹿港で一番大きな廟でお参りする人々(本殿は別にあります)
道教は海の守り神である媽祖(まず)を祭ります
海に囲まれた台湾ならではで、庶民の生活に深く根付いています
道教の神様は仏教にも通ずるという事ですが
どこか愛嬌があって華やかな印象ですね
懷恩堂という、キリスト教で云う教会の様な場所
廟の中には、金運や学業など願い事の書いてある場所にボールを投げ入れて願掛けする
ゲームの様な場所もありました
広場では大道芸も催されていましたよ
以前、靖国神社に参拝した際
150周年を記念し、かつての様子が展示されていたのですが
かつては日本でも神社内でこの様な催しが開催されていたそうです
廟内にもこの様な壁画があり↑子供達も絵の一部の様に溶け込んでおり
思わず、微笑ましくてシャッターを切ってしまいました