わたしの書くブログ記事にたいした数のアクセスはこないのだが、昨年書いたブログ「アイドル楽曲大賞2018(上半期)を選んでみた」には、(微々たるものだが)昨年からコンスタントな数のアクセスが来ていたりする。
苦労してライブレポとか書いてんのに、結局はYoutube動画をぺたぺたと貼っただけのこんなブログが一番読まれるんだよな~とこの世の矛盾を感じつつ、アイドルヲタクとして、他人の選ぶ楽曲ランキング的なものが気になるのは大いにわかる。
今年ももう半分過ぎ去ろうとしているし、今年も少しばかりアクセス数増やして、自己承認欲求を満たしたい気持ちもあるので(オイオイ)、昨年に引き続き「アイドル楽曲大賞2019(上半期)を選んでみた」を書いてみた。
ちなみに、本家のアイドル楽曲大賞にならい、2018年12月~2019年6月までに発売・発表された楽曲を選定対象とした。
◆アイドル楽曲大賞2019(上半期)編◆
nuance / タイムマジックロンリー
シングル「タイムマジックロンリー」タイトル曲。発売日2019年02月09日。
アルバム「town」にも収録。
まあ、ヌュアンスのファンなので。これがダントツです。
これはもう選ぶしかないです。仕方ないです。
昨年、7inchシングルで出したものの、あっという間に売りきれてしまい、急遽CDシングルでも出したといういわくつきの楽曲。
聴いてもらえばわかるのだが...とにかく変です。(褒めてる)
しかも短い曲の中にたくさんの情報量が詰まっていて、ヌュアンスメンバーのタイムトリップ的なセリフが入っていたり、なにやら怪しい男(featuring 志賀ラミー)の声が入っていたりと、一回聴いただけではまったく消化できない詰め込み楽曲。
ただ難しいことは抜きにして、ライブで体感する「タイムマジックロンリー」はとにかく楽しいし盛り上がる。
オイオイしたり、落ちサビで16小節高速クラップしたりとファンが一緒に楽しめるポイントが多いのだが、それでいて、ジャージャー騒いだり、メンバー名をガンガンにコールしたりせず、秩序を保って程よく盛り上がれる感が味わえるのがよい。
ヌュアンスには珍しく激しいダンスも魅力のポイントだ。
そして最後に曲をぶった切るように終わるのと同時に、メンバーが片手を高く上げて宙を見据えて終わるのもカッコいい。
これまでもヌュアンスは良曲を連発していたが、この曲でようやく著名な方々や多くのアイドルファンの方にヌュアンスの存在が知られることになったはず。1年後に振り返った時に「ああ、この曲がターニングポイントになったな」と思えるそんな一曲。
フィロソフィーのダンス / ヒューリスティック・シティ
アルバム「エクセルシオール」に収録。発売日2019年04月05日。
昨年末にMV見たときに「これはすごいっ!」となった曲。
まず出だしの奥津マリリの艶やかな声でやられ、ハルさんのパワフルさをあえて抑えたハスキーな声でいいわ~ってなり、「any logic is heuristic」の繰り返しにカッコえーってなった。
それにしても、マリリさんは本当に捉えどころのない方だ。(褒めてる)
毎日ブログ更新する真面目な一面あり、ナイスなボディと艶めかしい声をもつ成熟した女性の一面あり、自宅でなにやら難しい料理をささっと作ってしまう家庭的な一面あり、そして居酒屋でビール片手にガハハッと陽気に笑う豪快な一面あり。
どれだけ多面性を持っているんだ、どれが本当のマリリさんなのかと、いつも疑問に思うのだ。
そんなマリリ無双な一曲がこのヒューリスティック・シティ。
アイドル×ファンクミュージックの完成形ここにあり。
寺嶋由芙 / Last Cinderella
「いい女をよろしく」カップリング曲。発売日2019年04月17日。
まったくの個人的趣味なのだが、私はソロアイドルにはまったく興味がなくて、3人~5人程度の少人数構成のアイドルさんが好きだ。
古典的なRPGのように、戦士がいて魔法使いがいて盗賊がいて司祭がいて、それぞれが長所短所を補いながら1つのパーティーを構成していて、それぞれの役割がパズルのピースのようにぴたっとはまって、パーティーとして最高のパフォーマンスを出したときの快感...みたいなのが好きなのだ。
なのでホントに申し訳ないのだが、ゆっふぃーにはこれまで1mmも興味が持てなかった。
ゴメンナサイ。
けどこの曲は良いです。ほんとに良いです。
むちゃくちゃカッコイイです。
この曲で、一気にゆっふぃー大好きになった。(ヲタクちょろい)
ウィスパーボイスで歌うのは難しいと思うけど、とても器用で頭の良い方だと思うので、この楽曲の雰囲気にあう歌い方にきっちり合わせてきているなと。
TBSラジオ「アフター6ジャンクション」でも、宇多丸氏が「あえてカップリング曲を選びました」と言ってこの曲を流していたが、どう考えても宇多丸さんもカップリング曲のほうをお好みで選んだよね。わたしも断然カップリング曲のほうが好きだし、今後はこちらの路線の楽曲を多めにしてほしいな~と。
WAY WAVE / 始まりの予感
アルバム「ショータイム」に収録。発売日2018年12月19日。
圧倒的な歌唱力をもった姉妹デュオアイドル。
アルバム「ショータイム」に収録されている楽曲すべての作詞を自ら手掛けるとともに、一部楽曲について作曲もこなしてしまう自己プロデュース型アイドルだ。
アルバムのリード曲である「始まりの予感」は、自然に体がリズムに乗って動いてしまう、そんなご機嫌なファンキーミュージック。
夏の海岸線。ドライブ。派手な水着。トロピカルフルーツ。リア充なイメージ満載な楽曲だ。
(歌詞にはまったく出てこないけどあくまで雰囲気です)
そして実の姉妹だけあり、そのハモリの美しさは天下一品。
ホンモノっす。
同じアルバムに収録されているスローテンポな「Half Moon」や、加納エミリさんと組んで自ら作詞も手掛けた「江ノ島爆走ギャルズ / スルメボーイ」も魅力的。
さっきの女の子、 / はまた走り出す
シングル「はまた走り出す」タイトル曲。発売日2019年06月01日。
アシッドジャズを楽曲コンセプトに活動しているアイドルグループ。
ボカロ曲を作られているYASUHIRO氏が主に楽曲を提供しており、この「はまた走り出す」もYASUHIRO氏の作曲だ。
昨年初めに1回だけ「さき女」さんをライブで見たのだが、ごめんなさい、その時にはまったく刺さらなかった。アシッドジャズとか音楽シロウトのわたしにはどうにも難しく、これまで聴いてきた楽曲については、いまいちピンとこなかった。
ただ今回の曲は、縦横無尽に走るピアノがオシャレだし、なによりキャッチーでわかりやすくなって、わたしのような普通のドルヲタにも刺さるものになった気がする。
さき女さん自身もメンバーが変わり心機一転。
この曲でファン層が広がることを期待したい。
tipToe. / 秘密
アルバム「daydream」に収録。発売日2019年04月17日。
Spotifyへのリンク
各メンバーが3年間限定で活動しているアイドルグループ。
そのため、初期メンバーの3名は今年いっぱいで卒業することが確定している。
ひょんなことから、わたしの推しグループであるヌュアンスと運営・メンバーともになぜか親しい間柄となり、リリースイベントを2組合同で開催していたりする。
そんな縁で、わたしがこの曲を初めて聴いたのも、tipToe.とヌュアンスの対バンライブのときだった。初めて聴いて「これはいい!」となって、それからお気に入りとなった。
アルバム「daydream」に収録されている曲の中では、「The Curtain Rises」や「茜」などが人気のようだが、わたしはビッグバンドでアレンジされたこの曲がお好み。
切なく淡い恋心を描いた歌詞も、tipToe.のコンセプトによく似合っていて心にしみる。
グーグールル / GET DOWN
アルバム「ぐるぐるチューンズ」に収録。発売日2019年04月17日。
Spotifyへのリンク
今年3月にたくさんアイドルさんが集うイベントで偶然観たグーグールルさん。
まったく期待せずに観たのだが、アラフィフおじさんのツボを押しまくるその楽曲群にすっかり虜になった。
なんか懐かしい。なんだろうこの郷愁感 (笑)。
若い人たちがこの曲を聴いてノリノリになっている姿を見て、ちょっと不思議な気分になる。
ただこの楽曲の楽しさは、音源を聴くだけではなかなか伝わってこない。やっぱりメンバーが汗をかきながら歌い踊る姿をライブで生で観て感じたいところだ。
ちなみに、サビで腕をぐるぐる回すメンバーを「肩、壊さないでね~」とお父さん目線で見守ってしまうのはなぜ。
クマリデパート / シャダーイクン
シングル「シャダーイクン」タイトル曲。発売日2019年01月22日。
アルバム「ココデパ!」にも収録。発売日2019年05月28日。
でんぱ組.incに楽曲提供しテンションの高いアッパーな曲を得意とする玉屋2060%氏と、maison book girlで変拍子を多用した独自の楽曲を提供するサクライケンタ氏が共同制作した作品。
1つの作品を2人で作るのって、シロウト目から見てもなかなか難しいと思うんですよ。作詞と作曲とかだったらわかるけど、作曲を2人でするのってあり得なくないですか。しかも2人とも曲を聴いただけで「あっ、この人の曲だ!」ってわかってしまうような特徴的な曲をつくる人たちですよ。
けれども、お二人の楽曲の特徴がこの「シャダーイクン」にはうまく融合して収まっていて、それがまず凄いなと。
まあけど、難しいことは抜きにして、単純に楽しいしハッピーになれる曲。
そして、MVを見て、なんかミニモニ!っぽいと思ったのは私だけではないはず。
そしてそして、とりあえず、さおてゃん可愛い。(結局そこ!)
RYUTist / 素敵にあこがれて
「センシティブサイン」カップリング曲。発売日2019年04月23日。
Spotifyへのリンク
楽曲を聴いて「あっこの人の曲だ!」ってすぐにわかる作曲家って、なかなかいないと思っていて、この曲を作曲されている佐藤望さんはそんな数少ない作曲家の1人だ。
わたしが佐藤望さんの曲に初めて出会ったのは、「婦人倶楽部 / たらい舟に乗って」だ。これは衝撃だった。
そして「RYUTist / 夢見る花小路」もまた、佐藤望さんが作曲するそんなステキな楽曲のひとつ。
佐藤望さんの作られる音楽はとても現代的なはずなのに、なぜか大正ロマンを彷彿とさせる雰囲気が曲全体に醸し出されていて、伝統的日本と近代日本とがうまく融合したオシャレさがあるのだ。今回の楽曲も、これまでの楽曲同様に特徴的なメロディーラインとフルートの音色が耳に心地よい。
なんといっても好きなのは「わがまま言わないだけじゃ~足~りない」の「だけじゃ~足~りない」のパート。こういうのに弱いです。やられます。
あれっ。
ここまで書いて、気付いたら、メジャーアイドル楽曲がひとつも入ってない。
趣向が偏りすぎた。
けど全然メジャー楽曲に魅力を感じないんですよね。どうしたものか。
そして、アイドル楽曲大賞の常連ともいえるオサカナさんやブクガさんを、今回のリストにあえて入れていないのは、「下半期にぜひ良曲を期待したい!」というわたしからのエールということで。良い曲、期待してる。
・・・とここで終わりにするはずだったのだが、ここまで書き進めてきて、色々と書き足りないものが出てきてしまった。うううっ。
そんなこんなで、番外編その1と番外編その2を書き足すことに。
◆番外編その1「アイドル楽曲大賞2018 心残り編」◆
これだけたくさんのアイドルさんがたくさんの楽曲をリリースしていると、もうリアルタイムに全部の曲を追うのは無理なので、どうしても「あれっ。こんな曲、去年出てたの。誰か言ってよ~。いい曲じゃないの~。去年の楽曲大賞に入れてあげたかったよ~」という悔恨にさいなまれてしまう。
なのでそんな私のもやもやを解消すべく、2018年アイドル楽曲大賞に選べなかった心残りな楽曲を、番外編その1として紹介したい。
SAKA-SAMA / デジタルリレーション
「It's A SAKA-SAMA World」収録曲。発売日2018年11月14日。
アイドル楽曲大賞2018のアルバム部門で12位にランキングされた「It's A SAKA-SAMA World」。
アルバム発売されていたのは知っていたけれども、何曲かさらっと聴いたところで「自分には合わないな~」と思ってしまい放置してしまっていた。
それが今年になって偶然この曲をYoutubeで聴いて、「なんじゃこりゃ~」となった。
今や死語になってしまったニューミュージックという言葉が脳裏をよぎる。
70年代や80年代を想起させるオジサマにとってとても懐かしいメロディー。それでいて「デジタルな関係性」という歌詞を入れ込むアンバランスさがよい。
サビで水野さんが歌う「長い髪がはじけた~ら、運命の~(てれれ~)香りがするぅ~」がなんだかとてもたまりません。
ご本人達には失礼だけれども、たどたどしく舌足らずに歌う感じが、逆に青春の甘酸っぱさを思わせて味わい深い。
この曲はもっと世間に認知されてほしい。名曲っす。
ちなみにデジタルリレーションの良さをさらに奥深く知りたい方は、「SAKA-SAMAの「デジタルリレーション」という曲がめっちゃ好きだというお話。」のブログがとても参考になります。
こんな曲調の楽曲、SAKA-SAMAさんには今後も定期的にリリースしてほしいな~。
グーグールル / 妹の恋人
「Caution!!」カップリング曲。発売日2018年11月21日。
Spotifyへのリンク
本当は2019年の楽曲大賞に入れようと思ったのだが、よくよく調べてみたら、昨年末にシングル曲のカップリングで入っているではないか。残念。
「GET DOWN」同様にオジサン達の遠い遠い過去の青春時代を思い出させてくれるそんな懐かしい気分に浸れる楽曲。
「渋谷の19時なんて少しだけ背伸びだね。映画を観たらすぐにご飯を食べて帰っておいで」という歌詞がなんだか可愛すぎる。
ほんとに今年、令和元年なのか。昭和すぎないか。なんか純粋すぎないか。
タイムスリップな気分 (いや、このワードも昭和か)。
◆番外編その2「宇宙企画もの楽曲編」◆
突然の番外編その2です。
ただ単にヌュアンス「town」収録曲のcosmoを紹介したいだけの企画を、無理やり作りました。すみません。ただそれだけです。
もはや「アイドル楽曲大賞」とは何の関係性もありません。ただやりたかっただけです。
ちなみに「宇宙」をテーマにした名曲っていつの時代でも時々突発的に作られると思っていて、「山口百恵 / 乙女座宮」とか「ゴダイゴ / 銀河鉄道999」とか「ピンクレディー / UFO」とか、ちょっと古いけど(いやかなり古いけど)、そういうサイエンスフィクション的なものと恋愛ものがうまく融合した時に、感情を揺さぶられる瞬間ってなくないですか。
ということで、宇宙企画ものアイドル楽曲で、わたしのお気に入りなものを特集してみた。
ちなみに「宇宙企画ものアイドル」というキーワードでいかがわしいほうの想像をしてしまった方は心が汚れてしまっているので、これから紹介する曲を聴いて浄化するのだ。(キリッ!)
まなみのりさ / ポラリスAb
3年ぶりにTokyo Idol Festivalへの返り咲き出演を果たした「まなみのりさ」さん。
この方たちも尋常ではない苦労を重ねてきているので、本当にもう一花咲かせてあげたいのだけれど、そのためにはこのポラリスAbのようなみんなで盛り上がれる楽曲が欲しいところ。
なんといってもこの楽曲の楽しいところは、サビの「回る回る...」でファンも一緒に回る一体感。名曲やわ~。
宇宙キーワードは「タキオンエネルギー」「流星がキラキラ」「無数の星」「ポラリス」。
Negicco / ニュートリノ・ラヴ
わたしがNegiccoさんの楽曲をYoutubeで初めて聴いたのが「アノソラヘ」。そしてこれはスゴイぞ!と思って次に聴いたのが「ニュートリノ・ラヴ」 (だったはず)。
これでもう確信したね。俺はNegiccoを一生推すことになる、と。
いま改めて聴いても、やっぱりいい曲。
connieさんほんと尊敬する。
かえぽパートの「初めて君の涙を見てしまった。時が止まったみたいだった」の歌詞がとてつもなく好き。
宇宙キーワードは「宇宙の奇跡」「光よりも速く」「宇宙のファンタジー」。
星野みちる / 星間連絡船
2014年に実施したシングル4ヶ月連続リリースのうちの一曲。
イントロからして、もういい曲。
そしてエフェクトをかけた星野さんの伸びのある声が心地よい。
とりあえずMVについては、まず映像を見ずに1回、目をつぶって楽曲を堪能しよう。(それ言っちゃダメなやつか)
宇宙企画もの楽曲としては「私はシェディー」もステキだ。
宇宙キーワードは「時空のらせん」「輝く星の中」「Night Voyage」「瞬く星の海」。
RYUTist / 無重力ファンタジア
TWEEDEESの清浦夏実さんが作詞、ikkubaruさんが作編曲の良質のシティーポップ。
派手さはないが、RYUTistさんの安定した歌唱力に、ikkubaruさんのコーラスやサックスの音色が差し込まれることで、何度聴いても聴き飽きない魅力ある曲に仕上がっている。
イントロでRYUTistメンバーが踊る幻想的なダンスもよい。
宇宙キーワードは「衛星」「真空のカルーセル」「銀河」「無重力」「磁気嵐」。
nuance / cosmo
Spotifyへのリンク
タイムマジックロンリーと同じく佐藤嘉風氏による作詞・作曲。
タイムマジックロンリーも変な曲(褒めてる)なのだが、この曲も輪をかけて変な曲。(褒めてる。しつこい)
どう言い表したらいいんだろう。
音数がたくさんあるわけではなく、ほんとにシンプルなんですよ。けど1音1音がホントにはっきり耳に届くというか、心に響くというか、それでいて次にくるメロディーが自分の予想を裏切っていくワクワク感がすごくあって。そしてサビに到達しての「回れ回れ」の解放感。
なんだか不思議な魅力のある曲。
そう、それは引力。
宇宙キーワードは「重力それは引力」「M31 to 33」「こぐま座α星のポラリス」「moonlight」。
以上、終了!
さて下半期にはどんな魅力的な楽曲が出てくるだろうか。今年のアイドル楽曲大賞も楽しみだ。