どうも獣医専門予備校VETです。
ブログ更新の励みになります。クリックお願いします≧(´▽`)≦

医学部・医療系受験 ブログランキングへ

昔、鯨は世界中の海にいっぱいいたのですが、主に欧米の鯨油(だけ)目的の乱獲が原因で、種類によっては絶滅の危機も考えられるほどに減ってきました。そこで「鯨を資源としてきちんと管理し、有効に利用しましょう」という目的でIWCという団体が作られました。
日本は昔から捕鯨を行っていましたが、鯨資源が減ってきたことは事実ですので、IWCの目的に賛同して加盟し、ここで決められたルールに則って捕鯨を行ってきました。
ところが、近年になって主に欧米を中心に「絶滅するから獲るな」「鯨は頭がいいのだから殺すな」「かわいそうだから殺すな」という人が急に増え、IWCの中で大きな力を持つようになりました。そのうちに商業捕鯨が原則禁止され、日本は仕方無しに調査捕鯨という名目で捕鯨を行うようになりました。最近では、欧米を中心とする一部の勢力は、その調査捕鯨もいけないといいはじめています。
日本が今獲っている鯨の多くはミンク鯨で、総生息数は百万頭を超えるともいい、現在認められている捕獲枠(とっていい数)であれば絶滅の心配はありません。そもそも、この生息数そのものも、日本がきちんと調査捕鯨を行ってきたからこそわかってきたことです。一方アメリカは「先住民保護のため」という名目で絶滅危惧種であるホッキョククジラの捕獲を認めさせています。
また「頭がいいから」「かわいそうだから」という理由については、「頭の悪い動物ならいいのか」「どこで線引きをするのだ」「牛や豚はかわいそうではないのか」といった論もあり、誰もが納得できる合理的な理由とはなりえません。
そういった経過を経て、現在は捕鯨禁止を迫る反捕鯨国と、継続を希望する捕鯨継続国とで論争をおこなっているところです。日本としては、将来的にも鯨は貴重なタンパク源となりうる資源であり、またいったんやめると捕鯨技術自体が絶えてしまう危険性もありますので、ここで簡単にやめるわけにはいきません。
なお「調査捕鯨とはいいつつ実質は商業捕鯨だ」という批判がありますが、前述したミンククジラの生息数や、これまでオキアミ類を食べていると思われていた鯨が大量の魚を食べている(人間の漁獲高の数倍?)ということも調査捕鯨の結果わかったことです。またIWCの規則でも「捕獲した鯨は有効に活用しなければならない」とされていますので、それを販売することはおかしなことではありません。
日本捕鯨協会のHPはこちらから
