3/6日。
この一週間はありがたいことにお仕事が忙しかった。そしてぷりっとBOY(息子)が連日朝方にギャン泣きで中々寝れずが続く中、ストリートライブ3回目の朝を迎えました。
何をやるにしろ、万全で臨むなことなどないし、むしろ万全と思っている時ほど良くなかったりするので、勝手に力が抜けている状態だから、気合いを入れてやればお客様に丁度よく楽しんでもらえるな。
そんなことを思いながら支度をし、奥さんの作ってくれた朝食を食べ、その美味しさにパワーチャージ。その後、当日告知を兼ねた配信。お客様に熱い思いを演説して代々木公園へ向かいました。
相方と薩長同盟の大坪、ドンマイ伊藤と合流し、雑談してウォーミングアップ、打ち合わせ、ネタ合わせをしていざ本番。
お客様の数は6人。3回目は大分減ってしまいました。正直『そうか。。』と悔しい気持ちもありましたが、全体数は来てくださっているお客様には関係のない話。1人1人がわざわざ我々の為に時間とお金を使ってくれて、しかもフカフカな席も無ければ冷たい風を凌げる訳でもない、この路上という場所に来てくださっているわけです。
さらになんと我々のストリートをみるためだけに島根から夜行バスで来てくださった方もいました。めちゃくちゃ嬉しい。
ストリート開始をいまかいまかと待ってくれているお客様の熱い、期待に満ち溢れた眼差し。その眼差しに、楽しませまくります!と気合いが入り、パフォーマンス開始。
毎回最初に行なっているお客様集め。我々のことを知らない通りすがりの方に集まっていただくもので、叫びながらボケ、お客様温めも兼ねています。(コロナ禍を受け、マスクをして2メートル以上離れた場所から行っております。)
笑い声が溢れて、お客様が集まってくれました。よし、じゃあネタも見ていただき更に笑ってもらうぞ。と思った瞬間
「ダメだよ。」
自分から見て左の方向から声がしました。振り向くとそこにはなんと、ベテランらしき年配の警備員さんが。警備員さんは両腕を×の字にしながら近づいてきました。僕らはストリートライブと書いた看板を出しているのですが、それを指差して
「看板を出してライブをやったらダメだよ。」
その言葉に凍り付くお客様。その中には我々のストリートを見るために、島根からわざわざ夜行バスで来てくださった方もいる。
ダメ元で交渉しました。
「すみませんでした。警備員さん、例えばなんですが、看板を下げて、ミーティングだったらどうでしょうか?」
「え?まぁ、ミーティングならいいけど。これライブでしょ?」
「いえ、ライブ型のミーティングです。我々は渋谷公会堂満席プロジェクトを抱えておりまして、いまからコントを通じて大切なプロジェクトの肝をお伝えしようとしております。」
すると警備員さんがニコッと笑ってくれて
「ふふっミーティングね。わかったよ。」
と許可するでもなく、止めるでもなくスッと去ってくださったのです。そのやりとりと、警備員さんの人情にお客様も笑顔が溢れ、通りすがりの方々にも沢山止まってみていただき、ストリートライブ、いや、ミーティングはめちゃくちゃ盛り上がりました😁
終わりで相方に
「警備員さんありがたかったな。やっぱりX Japanのファンの方に悪い人はいないな。」
「いや、あれXポーズじゃなくてバツだから!」
そんなやりとりもホッとした証でした😚
次回以降の課題として、お客様の人数。どうしたらもっと来ていただきやすくなるかを考え、動く。
良かった点は前回からリピーターの方がいた点、新しく来てくださった方がいた点、過去2回に続き熱を感じられた点。
今回のストリートならではの出来事は、20年前のつうてんかく‼︎ストリートライブ時代を思い出しました。臨機応変が鍛えられる場所、路上。
子育ては臨機応変の連続なのでつうてんかく‼︎の経験が子育てにいきていたのかなと。そして、その子育てをしている時にまたストリートに挑戦したいと思わせてくれたのだから、全て丸くつながっているのだなと思いました。
ストリートには物語がある。ストリートストーリー、次回は3/13日。皆さんも物語の登場人物です。お待ちしてます😄