本日8月6日は広島原爆記念日です。

 
広島出身の僕にはやはり特別な日。広島ではあの日からずっと平和教育が徹底されています。僕も子供頃に学びました。
 


小学生の夏に体育館で観た戦争映画や現場投下直後の映像、原爆を体験された語り部さんから直に聞かせてもらった悲惨なお話、原爆資料館で観た曲がった水筒など。子供の頃に【戦争・原爆】の現実を教えてもらえたのは言葉は違うかも知れませんがありがたい経験だと思っています。



今年で原爆投下から71年が経ちました。71年の時を経て、2016年5月27日。原爆を投下した国であるアメリカの大統領・オバマ大統領が来日してくれました。


 
最近、日本では【戦前の空気と似ている】と言われたり、世界でもテロや争いが絶えない混沌とした中で、明るい兆しのある大きな出来事だったと感じました。


 
想像絶する苦痛を受けたにも関わらずオバマ大統領と面会された被爆者の方の勇気、アメリカという巨大な国の長である立場の中広島を訪問されたオバマ大統領の勇気、双方の勇気こそ、そして面会の時の双方の笑顔こそが【本当の強さ】だと感じました。


 
この勇気を受け取った我々1人1人がそれを育み、平和へと成長させる時だと思います。


 
これを読んでくださっているみなさん、一度原爆資料館へ足を運んでみてください。8月6日が遠い出来事に感じなくなります。資料の数々に生で触れていただければ平和の意味が、ありがたさが、何故平和を守るべきかがわかります。原爆資料館の資料達はずっとあの凄惨さのままなんです。それを伝え続けてくれているんです。是非受け取って欲しい。



 
そしてタイミングが合えば8月6日の平和記念式典にも参加してみてください。色々な世代の、色々な国の方々が来てひとつの祈りを捧げるあの温かくもあり、淋しくもあり、力強くもあり、変な言い方にはなりますが明るくもある。特別で不思議で空間を是非体験してみて欲しいです。自分の中の何かが変わると思います。


 
まだまだ原爆の後遺症で苦しんでらっしゃる方々もいらっしゃいます。平和は当たり前ではなく、1人1人が意識し感謝し、行動することにより成り立つもの。すべて、忘れてはいけない。


  
戦争、原爆で被害に遭われた方々にお悔やみを申し上げると共に亡くなられた方々の御冥福をお祈りいたします。


 
2016年8月6日
ヴェートーベン
青井貴治





{7AB28CAB-2D49-4210-AE19-800A250C31D5}