「ちぃじがきの里」秋畑那須  (群馬県:甘楽町) | おばあちゃんと 一緒に

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しかし娘親子と同居、孫と付き合う日々、 孫達も成長し、とうとう私も70歳代になりました。そして2021年80歳になり、娘親子は独立し、また夫と二人暮らしになりました。

2022年28日

日本の里100選こちら

の甘楽町秋畑那須地区行って来ました。

(石垣とかしぐね)

 

この地区は稲含山の山麓で平坦地が無く、明治初期、林業から養蚕、コンニャクに産業が変わると 山の傾斜地に小石を積んだ石垣で段畑を「天までいたる」ごとく作った。

現在はその段畑に蕎麦を植え段畑が活用され守られている。

今日はその段畑と石垣の見物そしてミツマタの花を愛でる目当に出かけました。

ここで、「ちぃじがき」とは小さな石で出来た石垣の事を言う

 

ちぃじがき蕎麦の館那須庵駐車場

 

駐車場から蕎麦畑まで約標高150mの登りです

古い標識ありました。

 

 

急峻なアスハルトの道を登って行くと「ちぃじがき」に囲まれた畑が見えてきました。畑の一番上まで登りました

畑の天上から下を眺めた風景

 

蕎麦畑の休憩所

ここの縁側をお借りしてランチ休憩をしました。

「昔々あるところに::」と言うような所に座っている気分」になりました。

 

休憩所の下の道に数本のミツマタがありました。

ここで軽トラック乗ったおじさんに。

「どっからきたんだい」と声をかけられました。

ミツマタと石垣を見に来たと話すと

「昔は紙を漉いていたので畑のあちこちにミツマタがあったけど

時代で紙を作らなくなり少なくなってしまった。最近になってまたミツマタを植えた。この先に歩いていくと沢山あるよ」とおじさんは言った。

また最近は若い人は他所に働きに行って年寄りばかりになってしまった。年寄りが花づくりをしている。

 

休憩所から歩き出すと とても美しい風景が目前に広がりました。

 

出会ったおじさんが言っていた様にミツマタが石垣の上に

沢山咲いていました。一緒に歩いたメンバーと大感激に浸りました。

ミツマタに囲まれた庚申塔

 

石垣とミツマタ

 

 

元秋幡小学校の分校

タイムスリップした感じでした。

 

弘法大師の湧水

集落の中も石垣で屋敷が囲まれています。

 

 

昔の人が 労して自然石を刻んで作った石垣段々畑が今も守り続け

られていることが今の人の労を感じました。

段々畑の石垣とミツマタがとても素晴らしかった。

蕎麦の花が咲く頃また来たいなと思ながら帰路に着きました。