太陽が曇り空からベールに包まれたようにわずかに輪郭を表しているだけで、風も冷たくとても寒い日になった。
ゲートボール場の上を自衛隊のヘリが何基も行ったり来たりしていた。足利の火事、そして黒保根の火事も鎮火する様子はない。
散歩で東、北の空を見ると 灰黒い雲がもくもく出ていた。 夫が見えるはずも無いのに、「あの雲 黒保根の火事の煙りかな」と言う。
寒さの中の散歩は体はポカポカ暖かくなったが、心は重たい気分だった。家に着きなんとなしに庭を見るとスノードロップが咲いていた。
とてもホットした気分になった。
絶えそうになったこの花が咲いたのです。
スノードロップは冬の終わり春を告げる花、今日の寒さの中で見る花は余計に可憐で希望が湧いて、素晴らしい春が来るような気がしてきた。