地域活動で一緒だった夫の仲間が、役を退いても時々集まっていた。地域活動の仲間は、皆子供の頃からの知り合い、大人になって青年団活動もし、今は皆80歳、前後になった。
コロナで集まりも自粛していたが、いよいよ集まりたくなったようだ。
昔の地域活動の仲間 つまり昔の青年達は何かと「お題」をつけては集まっていた。今回は夫の手の手術の「快気祝い」がコロナで出来なかったからそれをしようとという。
誰かが群馬県のコロナ関係の事業として
「泊まって 応援キャンペーン」 として宿泊5000円割引を、テレビで見た。それを使って泊りで行こうという事になったようだ。
夫が資料を集めることになった。
そして群馬会館に午後3時過ぎ資料を貰いに行った。
群馬会館は私の小学生の頃の11月3日音楽祭の思い出がある所。
群馬会館内にある「ググっとぐんま」で
旅館や宿泊施設の資料を沢山貰って、
[チャツボミゴケが見たいんだって、そして草津に泊まりたいんだって」
と言って片手に資料を抱えて歩く夫は、昔の青年に戻っているようだ。
県庁に夫と行くと 大概夫がお茶でもしていこうと言う店に寄って
一休みしてから帰った。
家に着いたら
昔の青年に戻った夫は
「明日は雨になる、畑の草取りを今日の内にするよ」
と言って、直ぐ作業着に着替えた。 私も急いで作業着に着替え
取り合えず冷たいお茶を持って、夫と一緒に畑に行った。
夫は管理機で作物が作っていない草の畑を起こし草を退治し、
私は80歳の手習いで覚えた草刈り機で畑の周りの草を刈った。
私も草刈り機を使うのもだいぶ慣れ要領も分かってきた。しかし
意外と腕に効き太くなりそう
夫は
「これで心おきなく 明日 皆と旅の相談が出来る」
昔の青年に戻った夫の心は旅一色である。