子供の頃のおやつ | おばあちゃんと 一緒に

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遠く忙しく暮らす子供達に、健康でいる証として60才代で始めたブログ、
しかし娘親子と同居、孫と付き合う日々、 孫達も成長し、とうとう私も70歳代になりました。そして2021年80歳になり、娘親子は独立し、また夫と二人暮らしになりました。

ソウチャンの夏休みの宿題

 

  「簡単おやつ作り」


をソウチャン、チイチャンとして


子供の頃の母が作ってくれたおやつのを思い出しました。


母が作るおやつは、「リリやき」これは小麦粉に山羊の乳を入れて柔らかしてフライパンで焼くだけ


時にはそれをゴマ汚しにする。「おやき」 「餡なし蒸かし饅頭」 「お団子」 これをゴマ汚しにしたり。


「かりんとう」とか 粉のものには必ずと言っていいくらい山羊の乳が入ります


その中でも一番人気は


カボチャ入り「おやき」です。


戦後は食糧難でした。食料をを作るのに畑だけでは足りなくて


植木を掘り 庭を畑にして、夏は沢山の野菜を作っていました。


母は畑で出来たカボチャを入れ そして山羊の乳入れ 重曹を加え


 「おやき」を焼いてくれました。


サッカリンという人口甘味料はあったのですが、砂糖が手に入らないので


カボチャは粗糖の代わりにおやきの中に入れると母は言っていました。


そのおやきはほんのりと甘くとても美味しいものでした


2人の妹と同じ年頃の近所の子供たちが


毎日のように、母が作る「おやつ」を目当てに

我が家に集まってきました


この


カボチャ入りおやきは一番の人気でした。


秋になると縁側に収穫したカボチャが並びます。

近所の子供が「おばさんカボチャを入れたおやきを作って」

と言ってもカボチャ入りおやきは滅多に出てきませでした。


今考えるとカボチャは冬に向かっての大事一品だったんでしょ



それからズート後になって

近所の母のおやつを食べた子供達ももうおじさんおばさんになっていて、


父が亡くなった時

弔いが終わってお清めの席で


「おばさんの)おやつが楽しみだった。かぼちゃのおやきが、あれが一番だった」

我が家でおやつを食べた子供たちがおやつ談義に花を咲かせました。



母のおやつを食べた子供達も


今はもう還暦は過ぎています