ゆず | おばあちゃんと 一緒に

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遠く忙しく暮らす子供達に、健康でいる証として60才代で始めたブログ、
しかし娘親子と同居、孫と付き合う日々、 孫達も成長し、とうとう私も70歳代になりました。そして2021年80歳になり、娘親子は独立し、また夫と二人暮らしになりました。

今日は冬至です。

昨日、我が家になった柚子を、北風が吹く中、凍る手を温めては、もぎ取りました。


この柚子を近所の家に「柚子湯にして」と少しずつおすそ分けしました。


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この柚子の木

もう少しで切られてしまうところでした。


昭和53年の正月、初市に行って実生の柚子の苗木を買って庭に植えました。

何年経っても実がつかない、実をつけさせる方法を、色々の人が色々な方法を、教えてくれました。


しかし木は段々上に上に伸びていくだけでした。植えてから20年くらい経ったころ、小さい実を二つつけました。来年はもっと実がなると、ワクワクしました。しかしそれきり実をつけませんでした。


柚子の両隣にある、チイチャン、ソウチャンのハハと伯父さんの、小学校入学記念に植えたヒマラヤ杉に、柚子の木が覆いかぶさるので、可愛そうだから実をつけない柚子を来年は切ろうと、ジイジーとバアバーで話していました。

次の年、前の家の人が、「柚子が実って下に落ちてますよ」と教えてくれました。切ってしま思っていた柚子の木に15個もなっていました。ジイジとバアバーはとっても驚きました。そして切ってしまうなんて考えた事を柚子の木に謝って肥やしをやりました。植えてから26年も経っていました。それから毎年毎年実をつけて、冬至に近所の家に配って柚子湯を楽しんでいます。


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左のヒマラヤスギが伯父さんの右がハハの記念樹です。その間に挟まって柚子の木が太陽に向かって実をつけます。上の方にまだ残っています。鳥は柚子を食べません。

「切らなくて良かったね」と今年もジイジーとバアバーは柚子の木を見あげていいました。