(ワンちゃんやネコちゃん)梅雨の時期の生活環境を清潔に保つ方法

 

 

★前置き

こんにちは、コリーヌ動物病院です。

雨の日の肌寒さや、夏に向かう蒸し暑さがある6月のこの時期。

梅雨が明けると、いよいよ夏本番です!そこで今回は、この梅雨の時期に注意したいトラブルとその対策についてお話します!ワンちゃん、ネコちゃんの体調管理に気を付けて、この梅雨の時期を乗り越えましょう!

 

 

 

 

 

★梅雨の時期に起こるトラブル

 

・下痢や嘔吐 ①

湿気が多く、食べものが傷みやすいこの時期は、私達人間と同じようにワンちゃん、ネコちゃんも下痢や嘔吐などの症状が出やすくなります。軽症の場合は1~2日で治癒しますが、重症化すると激しい嘔吐や血便が出てしまうこともございます。ですので、排泄物の様子は必ずチェックし、異常が見られるようであれば迷わず動物病院への受診をしましょう。

 

        

 

 

 

 

・皮膚トラブル ②

この時期に非常に多いのが皮膚トラブルです。湿気がこもり雑菌が繁殖しやすくなる為、菌の繁殖を防ぐためにも、ブラッシングやシャンプー、耳掃除といったお手入れは欠かさず行ってください。

 

 

      

 

 

 

 

・熱中症 ③

熱中症というと真夏のイメージが強いかもしれませんが、梅雨どきから注意しておく必要があります。ワンちゃんは口でハッハッと息をするパンディングによって体温調節を行いますが、周りの湿度が高いと体温調節が上手にできず、熱がこもってしまって熱中症を発症するリスクが上がってしまいます。その対策として、窓を開けて空気の入れ替えをしたり除湿機など使いワンちゃんの体温を調節してあげてください。

 

      

 

 

 

 

 

★梅雨の時期の生活環境を清潔に保つポイント

梅雨の時期は1年のうちで最も湿度が高く、湿度が80%まで上がることもあります。この時期は、生活環境をカビやダニなどから守り清潔に保たなければなりません。ですので、次の三つを意識して頂きたいです。

 

「湿度の調節」 ④

ワンちゃんやネコちゃんにとって最適な湿度は、ワンちゃんで40~60%、ネコちゃんで50~60%くらいだと言われています。また、カビやダニも湿度が60%を超えると活動が活発になります。そのため、窓を開けて風の通りを良くしたり、エアコンや除湿器を使うなどを行い、湿度が60%を超えないよう調整しましょう。

 

 

 

    

 

 

 

 

 

「こまめな掃除」 ⑤

ワンちゃん、ネコちゃんが愛用しているベッドやお布団、服、ぬいぐるみなどの布製品はこまめに洗濯をしてしっかり乾燥させましょう。乾燥後は布団クリーナーなどでダニなどの死骸までしっかり取り除くとより安心です。

 

 

 

 

 

     

 

 

 

 

 

③ 「フードや飲み水の管理」 ⑥

梅雨の時期は、湿気でご飯がいたみやすくなる時期であり、腹痛や下痢、嘔吐などを引き起こしやすくなります。なので、長時間の置きごはんなどをすることはやめましょう。湿気などによる「カビ」の増殖を防ぐためには、ご飯をいれていたお皿やお水のお皿などを毎日にしっかり洗うようにしましょう。

 

 

   

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

梅雨の季節は、ワンちゃん、ネコちゃんの健康管理にとって特別な注意が必要です。湿気や雨による環境の変化は、ストレスや健康問題を引き起こす可能性があります。しかし、適切なケアと予防策を講じることで、ペットの健康を維持することができます。しっかりと対策を行い、素敵な梅雨シーズンをお過ごしください。